71話 side 不死川 実弥 ページ23
不死川「よしよし、もう泣くな。ンだァ？煉獄じゃ不安か？」
ふるふると頭を振る燈寿郎。
燈寿郎「･･･きょーじゅろーは ママのこと しあわせにしてくれそう。だから、うれしいよ、」
5歳なんだろ？
親の青痣みても、何も言わないでよく黙ってたもんだァ。
一番下の就也もここまで、
我儘言わねェ、甘えねェって子供じゃなかったな。
こいつはどう見ても我慢しすぎ、しまくり。
不死川「お前、自分以外のやつ大事にしすぎで、自分のこと蔑ろにしちまうタイプだなァ？」
燈寿郎「･･･っないがしろ、ってなに？」
不死川「自分を大事にしねェやつの事。」
涙に加え、鼻まで垂れてきた燈寿郎を膝の上に乗せて、鼻を拭いてやる。
たく、俺のベスト涙と鼻水でぐちゃぐちゃじゃねェかよ･･･。
不死川「母ちゃんに甘えねェのか？」
燈寿郎「･･･おしごといそがしいし･･･せんじゅろーがおむかえにくるし、せんじゅろーもきょーじゅろーも それに しんじゅろーパパもだっこしてくれてるよ？」
困ったように眉を下げて、首を傾げる燈寿郎にため息が溢れる。
それからピシンとおでこにデコピンをお見舞した。
燈寿郎「いたっ！！？？」
不死川「バァカ、母ちゃんはな、子供がちゃんと甘えて、抱っこして、菓子買って、車買って、一緒に寝て欲しいだァ言われんのが好きなんだよ。」
弾いたおでこを抑えながら、不思議そうな顔している燈寿郎。
可愛いなコイツ。
燈寿郎「それってママのためになるの？」
不死川「おうおぅ、そりゃもォ母ちゃん泣いて喜ぶだろうなァ。俺の家もそうだ、何が欲しい？何して欲しい？晩御飯何食べたい？ってよォ。子供には我儘言われてェんだとさ。」
そう言って、ニィっと笑うと 燈寿郎はなんとも素直に「うん！」と返事をした。
っとに、素直なやつ。
それから気を取り直して、限られたおもちゃで盛大に遊んだ。
弟達も連れてきたら、多分最高に楽しいだろうねィ。
次は昼間に遊びに来ようとこっそり思う。
───────
───
この話は男同士の秘密ということだが、別に、誰に言う気もねェが、煉獄くらいには伝えておくべきなんだろうなァ。
まぁ月曜日、昼休みにでもさらっとおしえてやるかァ。
小さく息をついた。
・
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ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました！校閲いつもありがとうございます！ (2021年12月28日 20時) (
レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね？ (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて･･･会社に遅れてしまいません？』 これ正しくは学校にではないんでしょうか？ (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか？ (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか？ (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2021年11月9日 20時
