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55話 ページ7

『剣道で強くて、字も綺麗だなんて格好いいね。素敵な人だなって思うけどなぁ〜。それにほら!どっちも集中力が必要だし、どちらかだけよりも断然鍛えられそうよね?』



男の子はびっくりした顔を私に向けて、ふーんとまた興味のない返事をした。



男の子「そ、字も綺麗で剣道も強いって・・・確かに格好いいかも。Aもそういう奴が好きなの?」

『え、急に・・・えっと、そうね。優しければ尚良し!かな?』

男の子「そっか、なら俺もAの理想みたいになれるように頑張るよ。俺、不死川 弘って言うんだ。覚えておいて!」



ニカッとあどけない笑顔を咲かせて

先程書いていた半紙に何か付け足した後

書道室を出て行ってしまった 弘くん。



やる気が出たんならいいけど、今時の子はちょっぴりおマセさんなのね。



『ふふっ"最強剣士"だって。格好いいっ。』

槇寿郎「Aさん、時間に・・・弘の書か?ん?」

『あ、槇寿郎さん!弘くん、字も上手だし、志もいいですね!素敵です!』

槇寿郎「Aさん、少し危機感を持たなくてはダメだ。・・・はぁ、杏寿郎が浮かばれんな。」

『?』



なんの事だろうか・・・

頭をガシガシとかいてくるりと後ろを向いた槇寿郎さん。



槇寿郎「時間になる。道場に来るように」



それだけ言うと行ってしまったので私も慌てて後を追いかけた。





────
──


瑠火「弘の書?・・・"Aのために、最強剣士、不死川 弘"・・・あら。ふふっ、杏寿郎のライバル登場のようね」



瑠火は面白そうに小さく笑うと

その書を居間のテーブルに乗せた。



瑠火「ふふっ、楽しみね。」



少し意地悪そうな笑顔を浮かべて、教室へと戻って行った。




56話 side 煉獄 杏寿郎→←54話



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ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時

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