その太陽に手が届きそう【煉獄 杏寿郎⠀】

73話 ページ25

起床からのルーティーンに慣れてきた私。

今日も今日とて、朝稽古。

煉獄さんと千寿郎くんそして、今日から燈寿郎まで朝稽古に参加するようだ。


朝も早いし、何も無理せず夕方の道場でも･･･

なんて言ったら、

朝も稽古して早く強くなってママを守るんだそうで･･･

いくら言っても頑なに「やる！！」と言う。


こういう我儘は初めてだったし、
お兄さんになったからなのか強い意志に
泣きそうなほど感動したのは、昨日の夕食時だった。

普段は玩具を買って欲しいとも言わないから･･･

あんまりにも意志が強いので、

保育園で何かあったの？ 急にどうしたの？

なんて、ハラハラする私に

少し笑いながらも慎寿郎さんと瑠火さんが、

やらせてみたらいいと言うので、

ハラハラした気持ちのまま
今日の朝はタオルとお茶を3つずつ用意してきた。



煉獄「燈寿郎、俺と千寿郎が振るように真似てみよう！今日は初めてなので、基本姿勢をしっかり覚えていこう！」

燈寿郎「うん！･･･あ、はい！！」

千寿郎「いいお返事ですね。燈寿郎くん、頑張りましょう！」



振り下ろす度に、ビュン、ビュンとなんとも可愛らしい音が響く。

今日は横に2人並ぶのではなくて、

煉獄さんが燈寿郎から見えるように前で竹刀を振り、

千寿郎くんが燈寿郎の隣で竹刀を振っている。


燈寿郎が一生懸命、煉獄さんの素振りを真似るのを見て、
煉獄さんは嬉しそうに笑い返す。



なんでしょうか･･･親子感が凄いです。



しばらくすると朝日が昇ってくる。

もうすぐ朝稽古も終わっちゃうな･･･



ビュン、ビュンと煉獄さんを真似て竹刀を振る燈寿郎と、

竹刀の振り下ろされる角度を指導する千寿郎くん。


燈寿郎も しっかりそれに応えているようで、

覚束無いながらも一生懸命に頑張る姿に、

私の勝手なハラハラは、やはり杞憂だったなぁと胸を撫で下ろした。




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日曜日飛んでますが、そのまま行きます。
どこかでお話できたらいいな･･･なんて思いながら。。。
無限列車、終点着いちゃいますね･･･
寂しいな、でも乗車します。
どこまでも兄貴に着いていきます！
煉獄の兄貴ぃ！！！


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