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33話 ページ34

『それじゃ、私達は着替えて行くので・・・』

煉獄「うむ、では玄関で待たせてもらおう。」

『え?』

燈寿郎「え?きょうじゅろーいっしょにほいくえんいくの?」

煉獄「あぁ、まだ時間もあるし問題ないからな。着替えてくるといい!」



我が家までだと思っていたのに、

まだ一緒にいてもらえるのかと思うと・・・


ほっとする。



『ありがとうございます、階段気を付けてくださいね。』

煉獄「・・・うむ!」



カツン、カツンといつものように階段を上がる私たちと、少し緊張した面持ちの煉獄さん。

ふふっなんか、・・・なんか、可愛い。


・・・て!また私!!



ようやく2階の廊下に足が着いて、煉獄さんはちょっとホッとした顔をしてる。


階段側から数えて3部屋あるうちの

我が家は真ん中。

燈寿郎を私の前に、両肩を押しながら、

煉獄さんを扉の前に案内する。

鍵を挿し込んだ後、




『その、すごく狭いお家なので・・・すみません。』

煉獄「勝手に待たせてもらうんだ、気にしないで欲しい。」

『ありがとうございます、』



扉を開けて、燈寿郎、私、煉獄さんと家に入る。



『狭いんですけど、その・・・』

煉獄「問題ない!ゆっくり準備してくれ。」



ニッコリ笑う煉獄さんに、

申し訳ないくらい狭い玄関。

ちょっと窮屈そうなのに・・・ごめんなさい。


すぐ戻りますと声をかけて、

慌てて部屋の奥へと向かった。


まずは着替えて、

それから、燈寿郎の保育園の準備!

貴重品は持っていった方が安全かもしれないとカバンに詰め込んだ。



『燈寿郎ー??着替えたのー??』

あれ?

燈寿郎「これはねーママととーじゅろー、これはこーえんで、これはうんどうかい!」

煉獄「ほぉ、沢山写真があるのだな!どれもいい笑顔だ。」

燈寿郎「あんまりね、ママととーじゅろーのしゃしんないの。ママといっしょにとれたらいいんだけど。」

煉獄「そうか、それなら俺が2人の写真を撮ろう!公園でも、海でも、運動会でも、燈寿郎 君がそう望むなら!」

燈寿郎「わぁ!はやくいきたいなぁー!」



我が子ながら・・・気にしていたのかと、申し訳なくなる。


『ほらほら、保育園にも、学校にも、遅れますよー!』


道路に出ると

今度は私、燈寿郎、煉獄さんで横に並んで

手を繋ぐことになってしまった。


これはこれで・・・、、、



煉獄さんと目が合ったけど、

さして気にした様子もないので、

ありがとうの意味を込めて笑顔を送った。




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ayame(プロフ) - 結さん» コメントまで校閲していた事に気がついて、2回目のレスでごめんなさい!そこまで真面目に読んでいてくださって嬉しいです。ありがとうございました! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 結さん» おはようございます!いつも校閲ありがとうございます!よく読み込んでくださって感謝しています。ありがとうございます! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。。。 物語読みました。  沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2021年12月16日 1時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく48話の作者さんのコメントの部分 言った様子ですね。 カナエ先生ともまだ会っておりませんし、宇髄先生とも再開してませんね。 これ正しくは再会ではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) @page49 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは君を、幸せにしたいではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayame | 作成日時:2021年10月18日 17時

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