49話 side 煉獄 杏寿郎 ページ50
父上の部屋で、俺の胸に顔を埋めて寝てしまった彼女を 部屋へ運んで布団に寝かせた。
顔にかかるブラウンの髪を耳にかけると、目元が少し赤くなってしまっている。
身体中の水分が出ているのではないか と言うほど泣いていたから・・・仕方ないな。
そっと頬を撫でて襖を閉めた。
燈寿郎「きょーじゅろー、ママだいじょーぶ?」
居間へ入ると1番に燈寿郎が俺の元にやってきた。
目の前に正座をして、彼の頭を撫でた。
煉獄「うむ!心配いらない、少し疲れたんだろう。」
燈寿郎「そっか、ねぇきょーじゅろーは ママがすきなんでしょ?いつとーじゅろーのパパになるの?」
煉獄「え、」
お茶を吹き出す音と、嬉しそうな声、それから笑い声を聞きながら、俺は声が出ない。
燈寿郎は気がついていて・・・なんて聡い子なのか。
煉獄「俺が・・・・・・燈寿郎はいいのか!」
燈寿郎「とーじゅろーはきょーじゅろーならいいよっ!ママのことまもってくれるよね?それからしゃしんも。」
煉獄「あぁ!二人の写真を沢山撮ると約束したな!」
燈寿郎「ほんとはね、パパとママととーじゅろーのしゃしんがいいの。だからね」
煉獄「うむ!三人で一緒に撮ろう!・・・しかしまずは、君のママに返事を頂かなくてはな!」
燈寿郎「うん!」
ぎゅっと抱き着いてきた小さな体をそっと抱きしめた。うむ。可愛らしいな!
槇寿郎「ゴホン。あー、まぁ・・・いや、気が早いがな。お前はもう少し時と場所を考えないといかんぞ。」
瑠火「まぁ、いいじゃありませんか。あなたも杏寿郎と変わりませんよ?」
槇寿郎「瑠火・・・」
千寿郎「燈寿郎くんが僕の甥っ子になるって事ですよね?Aさんが義姉上!!僕嬉しいです!」
顔を赤くする父上に、俺の頭にはハテナが浮かぶ。
・・・考えても仕方の無いことは考えない。よし。
我が家は大歓迎なようだから、やはり、彼女が起きたら返事を頂かなくては!!
燈寿郎「ねぇきょーじゅろーは、ママになまえよんでもらわないの?」
ピシャンと頭に雷が落ちたようだ。
俺達は未だ苗字で呼びあっている。
父上や千寿郎は名前呼びなのに、だ!
煉獄「よもや、よもやだな!!!」
───────────
お話がいっぱいになりました!
お話の準備も出来ましたので、
次の章へ移ります。
宜しければ、次もお付き合いくださると嬉しいです!!
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ayame(プロフ) - 結さん» コメントまで校閲していた事に気がついて、2回目のレスでごめんなさい!そこまで真面目に読んでいてくださって嬉しいです。ありがとうございました! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 結さん» おはようございます!いつも校閲ありがとうございます!よく読み込んでくださって感謝しています。ありがとうございます! (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません。。。 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2021年12月16日 1時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく48話の作者さんのコメントの部分 言った様子ですね。 カナエ先生ともまだ会っておりませんし、宇髄先生とも再開してませんね。 これ正しくは再会ではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) @page49 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは君を、幸せにしたいではないんでしょうか? (2021年12月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayame | 作成日時:2021年10月18日 17時