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168.煮え切らない不安 ページ23

「Aの家なのになんでオレが…はーい、どちらさーー」
「!… 、Aさん居ますか?」
「…Aは手が放せない状態らしいから…用があるなら呼ぼうか?」
「いえ、手が放せないなら…別に良いです」


Aの過剰なまでのカレーに対する執着心に半場呆れつつ、言うことをきいてしまうのも惚れた弱味ってヤツなのか
っとため息を呑み込み、訪問者を確認したミナトは身体を強張らせたのは言うまでもなかった
Aの部下の一人でもあるミズハが目の前に
しかもAの家に訪問してるのだからーー


「これ…Aさんに渡してください」
「……分かったよ…えっとミズハ、くんだったけ?」
「はい……あの、失礼ですけどAさんの好きな人って貴方…だったんですか?」


ミズハから渡されたモノを素直に受け取り白々しく名前を確認するミナトもまた確信犯であり
二人の間の空気はヒリヒリと痛み始め、火に油を注ぐようにミズハの挑発染みた問いかけはミナトには充分すぎる程でもあった
だけど、そんな安い挑発に気持ちを押し込め爽やかすぎるほどの嫌味を込めミナトは頬を弛め答えた


「だったら…どうかしたのかな?」
「ーーいぇ、別に…」
「ミナトォオオッ!イモ柔くなったよー!」


空気を読まないAの叫びに苦笑いをするミナトと、苦虫を潰したかのような表情を隠すことなくミズハは顔を曇らせた


「これで失礼します」


出かけた言葉を呑み込み素直に立ち去るミズハを見送るミナトの表情は至って平然としていたが、グツグツと煮え切らないモヤモヤと押し上げてくる不安を抑えることなくミナトは玄関の扉を閉めた

169.胸キュンってヤツ→←167.隠し味はーー?



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設定タグ:波風ミナト , 四代目 , NARUTO
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傾国萌えのセネン - 187話でアドバイスがアドレスになっています。 (2017年12月21日 23時) (レス) id: 343bba7f6a (このIDを非表示/違反報告)
花姫ちゃん(プロフ) - 棗さん» どういたしまして。時間があったら探して見てください! (2017年9月3日 10時) (レス) id: 004a2158f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 花姫ちゃんさん» え!?本当ですか!!わー嬉しいですね〜!わざわざ報告ありがとうございますっ!是非見に行きたいです(*ゝ`ω・)時間があったら探してみます (2017年9月2日 13時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
花姫ちゃん(プロフ) - あの、とても言いにくいんですけど…この小説パクられてます…内容も全て同じで、私、この小説大好きなので…失礼なコメントでしたら切除してください (2017年9月2日 12時) (レス) id: 004a2158f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ナツミさん» ミナトを好きな人に読んで貰えると、とても光栄です!私も一番好きです!NARUTOに限らず全てを通してミナトが大好きですっ!これからもキュンキュン出来るような話を作れるよう頑張りますね!! (2017年8月22日 0時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年7月30日 8時

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