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132.忘れることが出来ない笑顔 ページ37

ミナトが修業の旅に出てからそろそろ3年近くになろうとしていた
その間に私はナツキさんの推薦で上忍に昇格できた
と言った方が正しい
時折あの時の事を思い出しては、忘れるよう努力する
そんな事を繰り返し続けた


「Aさーーんっ!!」
「!」


外から聞き覚えのある声を聞き、窓の外を見た
最近よく同じチーム編成になるひとつ下の部下
七瀬ミズハ
部下に慕われるのも悪くはない
ミズハは忍としての才能もあるし、頭の回転が早い
それに、ちょっと天然な所が少しだけミナトを思い出させてくれる


「…今行く」


よくこうして食事を彼と共に取りに行くことが頻繁になってきた
特別な感情はないし、上司と部下
それだけだと私は思っている


「今日は何食べます?俺的にはお肉系をお勧めします!」
「それ聞く意味ないじゃん…肉かぁ」
「最近見つけた美味しい所があるんでそこにしましょう!」
「はいはい」


明るくて元気で…弟が出来た気分になる
なんて言えば怒るだろうが
ミズハの話は本当に尽きない
つまりマシンガントークだ
嫌いじゃないから別に良いけど、任務中との差がある
最近のくノ一達が話題にしてるギャップ?ってヤツらしいが私には興味ない


「? Aさんなんか騒がしいですね…向こう」
「ん?」
「! Aー!」


ミズハの指差す方向を見れば所々見覚えのある後ろ姿が集まっていた
その中の一人が私に気づいたわけだが
正直あの集団の中に行きたくない
野次馬感が嫌だ
けど、バレてしまった事には仕方がない
渋々近づけば、待ってました!とばかりの笑顔でチョウザが向かい入れてくれた


「やぁやぁ、チョウザ久しぶr……「コレだぁれだ!!」ーー!?」
「コレって…酷いよチョウザ」


久しぶりに見た黄色い髪の毛
懐かしいコエ
何度も忘れるようにしたけど、結局忘れることが出来なかった笑顔


「ミナトーー」
「ん!ただいま」

133.昔とは違う雰囲気→←131.閉幕



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(プロフ) - 桜@symphonyさん» 作ってる本人が言うのもアレですが、私も胸の奥の方がギュッてなってます!(笑)気持ちが共有できて安心しました。そう言ってもらえると書いて本当に良かった!って気持ちになります。ありがとうございます!更新の方も頑張りますね (2017年7月19日 19時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - 読んでいるうちに胸の奥がぎゅうっとなります。 この微妙な距離感好きです笑 更新頑張ってください! このお話好きなんですっ!! (2017年7月18日 23時) (レス) id: 7086530ca0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミナト大好きさん» 作者スペースまで読んでいただき、ありがとうございます!はいっ!これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします (2017年7月14日 22時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - コメント失礼します初めてイラスト観ましたカッコイイですこれからも最後まで更新頑張って下さい! (2017年7月13日 23時) (レス) id: 54870f527d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月25日 1時

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