Ｊ恋 *｡ﾟ (ページ17)

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Episode 17 *｡ﾟページ17

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私たちはライブが終わり、
お腹が空いてきたので夕飯を食べるため、
和食屋さんへ寄った。

結衣｢なんでそんな顔してんのー？
せっかく大ちゃんに会えたっていうのに～！
ほんとに何があったのよ～｣

｢うん…｣

──── あんなことがあったなんて…
口が裂けても言えるわけが無い！！！
あの、あの一目惚れしてしまった有岡大貴に
告白されて強制的に付き合わされることになっただなんて…
理解できないし納得いかない！！

私はお先真っ暗なこの状況で
どうしたらいいのか分からなくなっていた。

──── 涼介は…
このこと知ってたわけじゃないよね？
知ってたら止めてくれたはず…
…ってなに本気にしてるんだ！！！
あんなの冗談に決まってる！！
連絡先だってどうせ適当になやつ教えたんだ！！
絶対そうよ！！

そんなことを思うがやっぱり気になる私。
色々考えているうちに和食屋へ着いてしまった。

結衣｢ああーお腹すいt…｣

ガラガラッと扉を開けると
結衣はいきなり立ち止まった。

｢ん？なに？｣

結衣｢…あ…あれ！｣

結衣がそう言いながら指を差した先には。

こんな所にいるはずがないのに。

彼らはなぜかテーブルを囲み食事をしている。

Hey! Say! JUMPのメンバーが9人そろって、
そこにはマネージャーらしき人もいて
他のスタッフなどが本当にいない状態の個室にいた。

｢えっ…！！なんでここにいる？！｣(小声)

私は小さな声で絶叫した。
横にいる結衣も小さな声で絶叫していて
今にも失神しそうな感じ。

──── 本当に今日は最高に最悪な日だ。

今まで一目惚れなんてしたことがないのに
あんな人に惚れてしまった。
だけど個室にいるとはいえ、
10センチ程でも部屋の扉を開けておけば、
結衣に見つかってしまうのも当たり前だ。

──── 中の様子…丸見え。
JUMPのメンバーと私たちしかいないけど…
もしかして…有岡大貴がまたわざと…？？

そうは思うがここに来る事はさっき決めたから
どう考えても偶然なはず。

私たちが来ていたのは人通りの全然ない
裏路地にある和食屋さんだった。
だからお客さんがいなくても不思議ではなかった。
見ていると、話し合いが始まった。

結衣｢あれ、何やってるんだろうね…？
すっごく気になる～｣(小声)

｢ちょ、ちょっと…！｣(小声)

好奇心が旺盛な結衣は
その部屋の扉にそっと近づく。

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