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Episode 16 *。゚ ページ16

*


「え?」



そう言うと有岡大貴は私から離れた。
そして続けられる言葉。



大貴「あのさ。今日君なにしにきたの?
隣とか斜めとかみんな騒いでるのに
1人だけずーっと棒のように立ってる人いるなって、
僕…心配になったよ?
だから、もう少し盛り上がってもらえる?
…Aちゃん。」



──── なんで…私の名前…。



「え…。なんか、あの…いろいろすみませんでした…」

大貴「でも少し気に入ったよ…?」

「え?」

大貴「涼介の幼馴染みってことお友達に言ってるの?」

「え。」

大貴「さっきから「え」しか言わない(笑) 面白いね(笑)
まあそれは置いといて…
涼介のこと!あの子に言ってるの?」

「いや…言ってないです…」



すると有岡大貴はまた想像を裏切ってくる。



大貴「そうだよね。言ったら学校とかで
いじめとかにあっちゃうかもだからね。
…あ!いいこと考えた!
今日の罪滅ぼしと口止め条件って言ったらなんだけど…」



再び有岡大貴の顔が近くなる。



「な、なんですか…。」

大貴「…僕の彼女にならない?」

「え。」



────罵った後に告白…?!
なにこの人!!なにこの状況!!!
どうした!有岡大貴!!!



大貴「あ、ごめん。これ結構本気のやつね。
あ、もしかして…
涼介と付き合っちゃってたりする?(笑)」

「…いや…付き合ってない…です」

大貴「じゃあ決まり!明日から君は僕の彼女ね。」

「えぇ?!ちょっと待ってください!!」



すると、一枚の紙が私に渡される。



大貴「はいこれ。僕の番号とメールのID。」



────まるでこの人危機感が無い。
普通一般人に番号とID教えないよ…



「え?なんで…」



話がトントン拍子に進んで行ってて、
頭も心も追いつかない。



大貴「じゃあ、ばいばい!」



そう言いながら手を振って有岡大貴は去っていった。
私は個室の中に一人取り残された。
何もかもが理解出来ずにいた。



「は?え?…はぁぁ?!」



我に返り、
とんでもないことになってしまったのを実感した。


━━━━なんであんな偉そうなの?!
てか想像してたのとなんか違うし!!
びっくりしすぎて何も言えなかったよ…!!


私はこの部屋からいろんなことを考えながら
とぼとぼ歩いて外へ出た。



結衣「あぁ!いたぁ!!どこに行ってたのよー!!
ずっと探してたんだからね?!」

「あ…ご、ごめん…」

結衣「え?なになんかあった?」

「ううん…何でもない…」



また、結衣に嘘をついてしまった私。


*

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/  
作成日時:2016年10月29日 22時

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