Ｊ恋 *｡ﾟ (ページ15)

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Episode 15 *｡ﾟページ15

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気づくと私は他のメンバーより、涼介より、
有岡大貴を目で追っていた。

──── やばい…半端ない。
可愛さとかっこよさと…もう…言葉にならない…

私が有岡大貴という存在に一目惚れをした瞬間だった。

ライブ終了後。

──── 有岡くん…すごく良かった。
ライブっていうものを少しナメてたのかもしれない。

結衣｢いやぁ～、涼介はすごいかっこよかった！
っていうか…なんでAずっと立ったままなの？！
ちゃんとあの時生きてた？！｣

｢有岡くん…｣

結衣｢え？｣

｢有岡くんのこと…好きになった…｣

結衣｢えっ？いきなりどうした？｣

｢だから…有岡くんのこと！大好きになった！｣

結衣｢えぇ？！なんで？！
今まで興味なさそうだったのに…(笑)
単純なヤツだな(笑)｣

｢うん！一目惚れしたよ…！！
誕生日も同じで血液型も同じで…今日この日！
一目惚れした！うん、まさに運命！！｣

結衣｢なんか…連れてきてよかった…のか？？(笑)｣

｢うん、来てよかった！ありがとう結衣！｣

結衣｢そう言ってもらえてよかったよ…(笑)
あ、ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるね。
ここで待ってて！｣

｢うん！｣

──── あぁ楽しかった！また来よう！

そして周りは来た時より人が少なくなっていた。

──── みんな帰ってるな…。

｢…っ！！！｣

ライブの余韻に浸っていると
突然グレーのパーカーを着てフードを被った人に
口を抑えられ、知らない個室へと連れていかれた。

｢…っ助けて！誰かっ…！｣

するとその人は私を離した。

？｢俺だよ俺！｣

｢誰？！｣

涼介｢涼介だって！！｣

｢えぇ！なんで？！なにやってんの？！？！｣

涼介｢本当にごめん！
あのさ、大ちゃんが…
どうしてもAに言いたいことあるっていうから
こんなことしちゃった…。本当に本当にごめん！｣

｢うちじゃなかったらどうするの？！
警察行きだよ？！｣

すると、まだこの状況を理解出来ていないのに
また理解出来ないことが起こる。

────え…！！なんで？！

涼介が部屋から出ていき、
入れ替わるように入ってきたのはあの有岡大貴。

｢あの…なにか…私悪いことでも…？｣

すると有岡大貴は顔を数センチしかない所まで近づけてくる。そしてひとこと。

大貴｢なんか、むかつく。｣

──── え？えぇ！？なになに？
今…むかつくって言った…？！
あのステージの上で見せていた可愛い笑顔は
どこいってしまったのよ…！！
私が…何したっていうの？

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