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Story10 ページ10

ハウル「それで?ポケットの中のものは何?」





ソフィ「え…?」





出されたのはメモ切れみたいなもの

でもただのメモ切れじゃない






この魔力を私は知ってる

忘れるはずなんてない





ガチャンッ―





マ「A?顔色が…!大丈夫?!」





貴女「ごめ……っ……」






ハウル「…マルクル、Aを自室に連れてってあげて」





震える手が止まらない

息の仕方もわすれてしまいそう






ハウル「大丈夫。ゆっくり吐いて吸って…後で部屋に行くから。待ってて」






マ「行こう!」





ふらつく足を無理やり動かして
マルクルと共に自室へ辿り着く





荒地の魔女のことを思い出すと

 あの日の光景がフラッシュバックする






自然が枯れ果て
 灰になってしまう瞬間





貴女「っ…私……辛いよ……」




マ「A…」




こんな子供に泣きつくなんて
何してるんだろうか







でももう余裕なんてないの

自然に触れたい





自然の声を聞きたい






助けて







助けてよ…

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作者名:愛姫 | 作成日時:2023年1月11日 10時

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