クンツァイト【ハウルの動く城】 (ページ4)

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Story04 ページ4

貴方「ん………こ……こ」

目を開けると昨日とは違う景色

魔女よけが沢山あってキラキラしてる

「あ、起きた？」

声のする方を見ると金髪の男性

「僕はハウル。君のことカルシファーから聞いたよ。」

私は自己紹介に躊躇ってしまった

純粋な魔法使いに

汚れた私が“白魔女”なんて言っていいのだろうか

自然を守ることも愛することも出来なくなった私が

白魔女を名乗っていいのだろうか

ハウル「…駄目だよ。自分を落としちゃ。事情は理解した。何も話さなくていい。君はここに住むといいよ。ゆっくり解いていこう」

貴方「っ…」

ハウル「大丈夫。僕を信じて」

真っ直ぐそう言われ

信じたいと思った

ハウル「それにしても、白魔女は初めて見たなぁ。」

貴方「白魔女は一番孤立している魔女族なので…」

ハウル「君に会えて嬉しいよ。」

この人はこんなにも真っ直ぐなのに

何かが足りない

ふとカルシファーを思い出した

あぁそういうこと

彼は心臓……いや心を悪魔に渡したんだ

貴方「…優しい方…」

悪魔と魔法使い
禁じられた繋がりだけど

この二人の友情は

本物だ