笑顔をなくした少女【ハウルの動く城】

18 ページ18

貴方「熱下がった！」



あれから3日
やっと熱が下がり元気な私をみんなが笑う



あの笑顔がきっかけで私の笑顔が戻ってきていた。



笑顔って素敵ね。
一人が笑えばみんなも笑うの。



ハウル「引っ越ししようか！」



貴方「引っ越し？？」



ハウル「この家じゃもう狭いからね。」



確かに。
荒地の魔女にサリマンの犬。



ソフィーが来た時点で定員オーバーだった。
部屋数も足りないしね。



ハウル「よしできた!みんなそこに座っててね



いくよ」




ハウルがスッと横に手を伸ばすと
カルシファーが大きくなり



家がみるみる綺麗になっていく。
部屋も増えてトイレもお風呂も。



貴方「凄い。」



ハウル「Aー！！きて！！」




こころなしか、ハウルのテンションが高い気がする。




ハウルにつれまわされ、最後に扉の前で止まった




ハウル「Aへのプレゼント」



扉の先にはお花畑が広がっていた。




貴方「綺麗…」




ハウル「でしょ？花を助けるために魔法を少し使ってるけど」




私は草原のうえで寝転ぶ
きれいなお花にきれいな空



貴方「ありがとう。。大好き」





ハウル「どういたしまして」




幸せと嬉しさがこみあげてきて
私は涙を流す。






私、生きててよかった






あの時、ハウルの城にであえてよかった



じゃなきゃ私は







いまこの世にいなかったかもしれない

19→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す