警察学校時代から完全無欠なあの男に今近づきたくて仕方ない《名探偵コナン》

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降谷の家で過ごす初の日曜日。

何やかんやで降谷との生活も一週間経ち、
最初こそ気まずかったり
変な緊張だとかがあったけど

今はお互いかなり自然体で接せるようになった。



降谷は家ではたまに眼鏡をかける事や

仕事から早く帰った日は
自分の部屋のトレーニング器具で
異常なほど腹筋やら懸垂をする事。

そして驚くべき主夫力。

風呂上がりに上半身裸でうろつく事など
いらん事も色々知った。



公安や組織での企画や任務の相談を
手っ取り早くできるようになったり
一緒に住むことでメリットもあって

組織の任務も上手くいったし
お互い馬鹿みたいに入れてた
スケジュールに少し余裕もできた。




＿＿＿＿それに、
ここに帰ってくるのが私の一番の癒しに
なってるんだよなぁ。



つい一週間前までは
深夜に誰も待ってない家になんて
帰りたくなくて

ずるずるベル姉さまと喋ってたり
陣平か研二の家に泊まったりとかしてたのに

今は早く帰ってきたくて仕方ないくらいだ。
あった○ハイムが待っている。



……降谷と一緒に帰ってくる事もあって。

特に喋りはしないのにその時間は
頬が緩みそうになるくらい落ち着ける。






・







・






ずっとこの関係続けばいいのに。





『＿＿＿＿は？』

降「何だ？」




『！…なんでもない。てか降谷今日休みだったっけ』
　
降「あぁ。
…そういえばA、普段着が無いと不便じゃないか」

『え、いや別に』


即答すると少し渋い顔になった降谷が
やれやれといった様子で
鍵をとりながら言ってきた。



降「…まぁ、暇なら付き合ってくれ」


出掛けるのか。
ソファーに寝っ転がってる時に
暇じゃないですって断れるか。






降谷に借りた服に着替えながら思った。



"ずっと続けばいい"
……まさか、景光くんの問題の答えって。



ーーーー


ショッピングモール到着



降「好きなブランドとかないのか？」

『特にないかな。……まず服とかよく分からない』

降「……ふーん。じゃあ、俺が勝手に選ぶ」


今日は俺のマネキンだ、と
悪戯っぽい笑顔で言った降谷に
近くの店に連れ込まれる。


そこから2時間近く
色んな店を見て回って私が発した言葉は
自分の服と靴のサイズだけだった。






あぁ、こいつピンクとか普通に着こなす奴だったな……


仕事でき顔良き家事できでセンスもアリか。

世の中不公平だ。

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