愛され体質？下らない。６

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澪「…シンデレラかぁ…。」



『うん。』



澪を家に呼び、ゲームをしながら話をする。



澪「去年もシンデレラじゃなかった？」



『やっばい懐かしい。』



澪「A、去年もシンデレラやってたじゃ〜ん。

…去年のこと、思い出すから嫌とか…そういうの、ないの？」



『ありません。』



余裕そうに話をしながらゲームしてるけど、澪全敗だからね。



僕ゲーム得意だったりするからね。



澪「あﾞ〜また負けた〜！」



そう言いながら寝転がる澪の頭を軽く叩く。



澪「痛い…」



『あのね、僕は澪が思ってるほど去年のこととか辛く思ってないよ。』



澪「…嘘吐き。」



そう言って僕の目を見つめる澪は、誰より僕のことを知っているからで。



澪「無理しがちなの、よく知ってるよ…だから…。」



『無理してないから、心配しないでよ。』



頭を撫でてやれば、悲しそうな顔でベッドに顔を埋める。



澪「…オレ、もうAに泣いてほしくないんだよ…。」



『去年までと違って、僕はもう感情を表に表さない。

それに、簡単に何かを信じたりしないから、安心してね。』



澪「そんなAは、僕のことは信じてくれるよね〜！」



『はいはい。』



澪「二人のときも冷たいの寂しいっ」



わざとそうやって軽く話しかけてくれてるんだよね。



知ってるよ。

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