82話 ページ36
フロイド「オトヒメちゃ〜ん♡」
『うっわ本当に似てる』
抱き着こうとしてきたためにすぐさま避けながらそう言う。
ちなみにネーロの後ろに隠れてます。
フロイド「何で逃げんの？」
『絞められたくないので』
フロイド「つまんねーの。てか何でジェイド、俺の真似やめてんの」
ジェイド「すぐにバレてしまいました」
フロイド「え、マジ？凄えじゃんオトヒメちゃん」
ネーロ「ファルには通用しないって言うのを間近で見せられた感じ」
フロイド「そんなすぐ？」
ジェイド「声を掛けた瞬間には」
フロイド「マジでぇ？」
何が楽しいのか、凄くにこにことしているリーチ兄弟。
二人して何をそんなに喜んでいるのか僕には分からない。
普通騙したかったのならショックを受ける…とまではいかなくても、もう少し違う反応をすると思うのだが。
…ああでも、僕が関わってきた双子はいつもそうだったような気がする。
ジェイド「ファルさんには双子の幼馴染が居たようですよ」
フロイド「アズールと同じじゃ〜ん」
『あー確かに言われてみれば』
ジェイド「僕、着替えて来るので行きますね」
『行ってらっしゃい』
軽く手を振れば、少しだけ頭を下げてくる。
手を振っているのだから振り返してくれれば良いのに、とは思うが彼のキャラではないのだろう。
しのぶ「…ファル、」
『何？』
しのぶ「此処は？」
『あ、そっか。初めて来るのか。僕も初めてだけど』
しのぶ「ファルも初めて？」
『うん。オクタヴィネルの人達が経営してるカフェ、モストロ・ラウンジだよ。ポイントカードがあって、それが貯まると寮長でありオーナーでもあるアズール・アーシェングロットさんが相談に乗ってくれるんだ』
しのぶ「ポイントが貯まると相談…そうでなければ相談には乗ってくださらないのですか？」
『対価求められちゃうからねぇ』
しのぶ「へぇ、そうなんですね」
しのぶには分からない話なのだと思う。
彼女は色んな人の悩みを聞いたりもしていたし、何より無償で治療をしていた人だ。
…多くの人が大怪我をしてくるのを、お金も取らずに治療して…無理をするようであれば叱る。
ああ、なんて素敵な人だろう、この人があの戦いで命を落とさなくて…本当に良かった。
しのぶ「ファルは無償で聞いてくれますよね」
『そりゃあ親友だし』
しのぶ「ふふ、…僕以外も、でしょう？」
『…さあねえ』
それはどうだか。
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ゆるる(プロフ) - こんばんは、お答えしていただきありがとうございます！単行本派故にご迷惑おかけしてすみません…。把握致しました。本誌枠を読み終わり次第再びこの素敵な作品に是非立ち寄らせて頂きたいので残しておいて頂けますと幸いです！これからも応援しております！ (2020年6月17日 23時) (
レス) id: 8e2c0af2a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 「…なぁに言ってるのぉ？俺ジェイドじゃなくてフロイドだよぉ〜」()「何故分かったのです？目の色を変えて髪も逆にしてアズールも見分けられなかったのに」ってなりそう←。ガチフロイドやったら絞められてるはず… (2020年6月17日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - 虹希さん» まさか作者様のお気に入りだったとは…！好みが似てるんですね！応援してます！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます！わああありがとうございます！ネーロ個人的にお気に入りなのでそう言っていただけると嬉しいです！！ありがとうございます〜頑張ります！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - ネーロに惚れました。なんですか！？なんであんなにカッコイイんですか！？私の好みどストライクですよ！！これからも更新頑張ってくださいね！！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
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