継子と迎え ページ7
童磨「やっぱり此処に来てたのかぁ。」
『げ、師範。』
錆兎「童磨、早くこいつを連れて帰れ。」
冨岡「………早かったな。」
師範が僕を見ながらにこにこしている。
嫌だ帰りたくない、と思いながら冨岡さんにしがみつくと、めちゃくちゃ睨んでくる錆兎さん。
仕方ないでしょう、嫌なものは嫌なんですよ。
童磨「今帰ってきたら栗饅頭をあげよう。」
『早く帰りましょう師範。』
錆兎「安い奴だな。」
違います、今は栗饅頭ドハマり期間なだけです。
…っていうかあれ…僕師範に栗饅頭にハマってるって話しましたっけ……なんて考えても無駄なんですけどね、師範は何故か伝えてないことを知っていたりする人なので。
童磨「全く、これからは勝手に出て行ってはいけないよ?」
『それは聞けません。』
童磨「相変わらず反抗的だなぁ、俺の継子は。」
そう言った師範は、「少し話あるから待ってね」と言って僕から離れ、錆兎さんと冨岡さんの方へ行ってこそこそと話を始める。
童磨「(余りうちの可愛い継子にちょっかい出さないでね?)」
錆兎「(ちょっかい出すも何も彼奴から来るんだ、仕方ないだろう。)」
童磨「(そうじゃないんだよなぁ、もし手を出したら…分かってるよね?)」
錆兎「(出されたくなければしっかりと傍に置いておいたらどうだ。)」
童磨「(相変わらずああ言ったらこう言うなぁ…冨岡殿もだからね?)」
冨岡「(………約束は出来ない。)」
童磨「(ん??)」
…長いなぁ、いつものことだけど…退屈になってきてしまいましたね。
『師範ー、僕先帰りますよー。』
童磨「待って行くから。じゃあ、そういうことだから。」
錆兎「断る。」
童磨「錆兎殿最後にそういうこと言うかな普通??」
『師範が普通を語るとか無理有りますよ、早く帰りましょう。』
童磨「Aちゃんは少しくらいは師範の味方をしようか。」
無理がありますね、それは。
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みどり - Twitterアカウントを持ってないけど拝見させて頂いてる者です!童磨の柱ifその発想はなかった!いつも楽しく見させていただいております!これからも頑張ってください! (2019年11月19日 22時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - この作品、とても好きです!続きがとても気になる! 更新頑張ってください! 楽しみにしてます。体にも気をつけて頑張ってください! (2019年11月7日 23時) (レス) id: e1d694a8d5 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - つるかめさん» 童磨の柱if良いですよね…!!ないのかな、と思って探してたので自分で書けば良い!!みたいな!!((ありがとうございます頑張ります!!嬉しいです〜!!是非お願いします!! (2019年11月7日 17時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
つるかめ(プロフ) - 童磨の柱if小説探してたので、こんなに素敵な見つけられて思わず舞い上がりました…!執筆頑張ってください!Twitterのほうも見させていただきます!! (2019年11月7日 17時) (レス) id: 3406c64e72 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 紅乱さん» Twitter見てくださってるんですね!!ありがとうございます!!いやぁ、みんな生きてるif世界が大好きなもので…。ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年11月7日 17時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
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