降り止まぬは、 (ページ4)

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2話☆ ページ4

「…はあ…はあ…」

…仕方なく、とりあえずで近くの壁(？)に隠れる。

ていうか何ここ…もうなんて言うか…古すぎるんだけど…？

「…まだ追ってる…」

ていうか私…書物って…。

…あ、さっきいつの間にかここに来た時、見知らぬ人に何か本を渡され…

「…え、もしかしてこれ…？」

…何か、ヤバイものを手渡されてしまっていたのかもしれない。

咄嗟過ぎて普通に受け取っちゃったんだけど…。

？？「で、何？そのよく分からない格好をした女の子に持ってかれちゃったって？」

〈申し訳ございません…！！〉

なんて声が近くから聞こえ、私のことだと察する。

…ヤバイヤバイ、どうしよう…そもそもこれは何の本…？

…何かちゃんと整備されてたものを盗み出してきた感あるんだけど…今の感じでは私が盗人と思われてる感じなのかな？(困惑)

「…んなわけあるか…こんな姿妹と弟には見せられないじゃんか…。」

盗人なんてしたら、あの二人の将来に関わる。

それなら私はそんなことしたりしないよ…。

？？「もう仕方ないなぁ…見つけたら僕が斬るよ。」

…その声は、どことなくワクワクした感じで。

斬ることを楽しんでいる…なんてまるで、私の好きなアニメの…

「…あは、死んだらトリップしました…とか都合のいいことがあってくれたら良いんだけど。」

でも実際そうだとしたら、私の命はここで終わってしまうかもしれないなぁ…。