検索窓
今日:3 hit、昨日:25 hit、合計:13,221 hit

1話☆ ページ3

〈またねー!〉



この言葉がまた交わされることはなかった。



いつも通りの高校からの帰り道、私は疲れ気味に歩いていただけで。



まさか交通事故に巻き込まれるなんて思わなくて…



所謂、即死、だと思う。



今になって冷静に考えてみれば、即死でないとおかしい話だから。



…だって…あの時、私に突っ込んできたのは…大型トラック。



…それも…三台の。



生きていたら逆に奇跡だと思う。



…そもそも、三台のトラックが一斉に突っ込んでくるのがおかしい…なんて、今の私に考える暇だなんて全く無い。



…だって…



〈追え!!!!!〉



何故か私袴を着た男の人に追われてますから!!!!



「何でこうなるのおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」



私何もしてなかったはずなのに!?!?



どうしてこうなっちゃうのさあああああああああああ!!!!!



〈逃がすな!!〉



〈彼奴書物を持って逃げたぞ!!〉



〈逃がしてはならん!!!〉



まず書物の意味が分からないし、それにこの格好を見てください!!!



どう考えても貴方達とは違うじゃないですか!!



何で分からないのさ馬鹿あああああああああああ!!!



「も…やだ…疲れ…さい、あく…」



…息を切らしながら考える。



…そもそもここ…どこだよ…

2話☆→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。