検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:13,097 hit

25話☆ ページ27

「沖田さ………────!!」



…何も言えなくなってしまったのは、どことなく悲しそうな顔をする沖田さんを見たからで。



次の瞬間、私は沖田さんに腕を掴まれ…壁に押し付けられていた。



沖田「…天馬くんって、何かと君のこと気にするよね。」



壁と沖田さんに挟まれ…顔の横には沖田さんの腕がある。



所謂これは…壁ドンって奴だろう。



いや近い近い近い近い顔近い!!



沖田「どうやってあの子に取り入ったわけ?」



…取り入った…?



沖田「あの子に色目なんて通用するはずがないんだけど。」



この人は一体何を言っているの?



「沖田さん…?」



沖田「いつも僕の邪魔してきて…少し何か言えばそれだけで喧嘩になるしさ…。

なのに何で来たばかりの…どこの者かも分からないような君の肩ばかり持つの?

今までずっと居た僕とかじゃなく…なんで君の…」



そう言う沖田さんの顔は…目は…どことなく寂しげで…。



でも強がっているのか、口元だけいつもみたいに笑っている。



沖田「君は、どうして、そんなにも…」



…何となく、気が付いた。



この人がいつも天馬さんに喧嘩を売るのは…嫌いだからなんじゃなくて。



「…沖田さん、ほんとは…天馬さんと仲良くしたいだけなんですか…?」

26話☆→←24話☆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。