検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:13,098 hit

16話☆ ページ18

土方「おい天馬てめぇ…」



思わぬところから思わぬ助け舟。



それに思わず言葉を失って彼を見ると、少し私を見てから視線を近藤さんに戻した。



『皆様はお気付きでしょうか…彼女からは、多少は感じられるものの、強くは感じられないんです。』



山南「感じない…何をですか?」



『死への恐怖です。』



一同「!!!!!」



その言葉を聞くと、全員が一斉にこっちを見る。



怖い怖い怖い(真顔)



藤堂「言われてみれば…確かに。」



原田「嬢ちゃん、実は刺客の者か?」



「ええ!?」



『その可能性は低いかと…だとすれば、あの時点で我々に居場所を悟られることは愚か…武器も持たぬ状態でここまで付いてくることも…隙も何も、ないはずですから。』



沖田「天馬くん今日いつにも増して饒舌だよねぇ。」



沖田さんのその言葉に、軽く黙り込むテンマさん。



沖田「…まるで、その子のことをどうしても守りたいみたいな。」



『…僕は今貴方に声をかけていません…天野さんと、言いましたか。』



「え…はい。」



『貴女は何故、そこまで死への恐怖を感じていないのですか…?』



沖田「何無視してんの、」



近藤「総司。」



近藤さんのその言葉に留まり、私の方へ目を向ける。



…何で死への恐怖を強くは感じていないか…?



…そんなの簡単なことじゃないのかな。



「こういう場面に、出くわしたことが…何回か、あるからですかね…?」

17話◇ 沖田side→←15話☆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。