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15話☆ ページ17

沖田「でもさぁ…君、読んじゃったよね?」



…問題はそこなんですよねええええええええええ。



今ここで隠しても沖田さんに斬られて終わりなのはさすがの私でも分かるよなあああああああああああ。



「…それは、その…」



沖田「ね?」



…真っ黒な、まるで悪魔かと聞きたくなるようなその微笑みに、私は頷くことしか出来なくなる。



原田「…はあ、読んじまったかぁ…。」



永倉「そうじゃなけりゃあなあ…。」



…あはは私はこれからどうなるのかな。



この場で斬られてしまうのかな…。



…それは嫌だけど…この人達にとって、私を生かしておいても何もない…。



「…何だこれ、クソゲーか。」



思わず出た声に、顔を顰める目の前の人達。



…ゲー、はゲームの略だけど…多分その意味分からない。



ってことは…クソ、しか聞き取れなかったわけで。



これは勘違いされるかなあ!?



『あの。』



…もうダメだ、殺される。



そう悟って白目しそうになったその時、声を出したのはテンマさんで。



近藤「ん?どうした、天馬くん。」



『…お願いが。』



そう言って彼は…静かに、近藤さんの方を向いた。



『…彼女の命、今回は見逃して差し上げませんか?』



…え?

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月29日 23時

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