14話☆ ページ16
永倉「???あっ…あっと…???」
…何私は口滑らせてんの馬鹿なの!?
もしかして取り返しのない大馬鹿かな!?
「いや、あの、今のはその…」
斎藤「…天馬。」
『…異国語、ですね。』
…!!!
何でこの人がそれを…!?
沖田「…驚くことじゃないよ、天馬くんは異国語の知識があるからね。」
…外国との交わりがなかったはずのこの時代で、どうしてこの人が…?
よく分からない…そもそも“テンマ”なんて人、ここには居ないはずで…。
土方「兎に角…話してもらおうか、どうしてお前があれを持っていたのかを。」
そう言われ、やっと自分の置かれている立場を思い出した。
「え…っと、私は…」
山南「隠し事は気付かれますよ?」
…とりあえず、話すしか…ない…。
「…私は、ここの者じゃなくて…ここがどこかも分からず、何が起こったかも分からず…歩き彷徨っていました…。
そうしたら、突然ぶつかった人が無理矢理渡してきて…私がつい受け取ってしまったところで、その人はすぐに居なくなってしまったんです。
それで…何だろうって思っていたところで急に大声を出されて…追われて…吃驚したことで、思わず逃げてしまいました…。」
これが真実、隠していることはない。
何を隠しているかと聞かれれば…異世界の未来から来たということ。
でもそれを言ったところで信じられるんわけもないし…仕方ないのか…。
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ