13話☆ ページ15
斎藤「おい。」
突然かけられたその声に、ハッとしながら目を向ける。
そこには、目がとても冷めている斎藤さんの姿があって。
斎藤「付いてこい。」
これはきっと拒否権なんてない…行くしかないんだ。
「…はい。」
そう言いながら付いていく。
そのまま入っていくのは…思った通り、幹部様方の居るお部屋で。
そこには想像していた通り、
局長の近藤勇、
副局長の土方歳三、
総長の山南敬助、
一番組組長の沖田総司、
二番組組長の永倉新八、
八番組組長の藤堂平助、
十番組組長の原田左之助、
そして…テンマさん、がいた。
配置的にはアニメの一話で見た感じかぁ…やっぱり永倉さん、藤堂さん、原田さんは仲良しなんだなぁ…。
テンマさんは一人で隅っこに座ってる…あまり関係良くない、の、かな…?
近藤「やあ、君が例の娘さんか。」
「あ、はい…。」
近藤「名前はなんて言うんだ?」
「あ、葵です…天野葵。」
近藤「天野くんか!私は…」
土方「近藤さん、挨拶してる暇じゃないだろ!」
近藤「しかしあまり怖がらせてはな…」
土方「あのなぁ…!」
『…話が進みませんよ。』
原田「天馬は硬えんだよ、あれこそ近藤さんだろ?」
藤堂「そうだよ、そんなに硬いこと言ってたら良くねぇぞ?」
沖田「ほんと、土方さんとか一くんみたいな感じだよね。」
土方「おい総司、そいつはどういう意味だ?」
沖田「やだなぁ…悪い意味で言ったんじゃないのに。」
何となく少し賑やかになるその姿を見て、思う。
「何だこのアットホーム感は…(真顔)」
そう思っても仕方ないと思う←
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