スケルトン イン フロント オブ ユー ２ ページ17
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すこし面白そうなことをネット上でしたら
それがウケて何故か大金持ちの有名人になっていた。
それから・・・
次から次へと
女が寄って来る。
「へっ？自慢ですか？」
「ちがっ、違うってぇ
なんつーの・・・
むなしい・・・」
誰もオレのことなんて
愛しちゃいない、
そう呟くと
「かっこいいですね、」
そう言ってニノはオレを茶化した。
突然耳に入った声。
「この間はうまくいくって
言いましたよね！？」
女性の声が
バーに響く。
そちらをふり返る。
怒られてる先は
無表情な女、
黒目が大きくてうるうるしてて・・・
こんなに怒鳴られてるのに
ひとつも動揺してない。
「余計なこと・・・
しませんでしたか・・・？
例えば・・彼を試すために
嘘を・・つく・・とか・・・」
見た目からは想像していなかった
低めのハスキーボイスでそう言った。
「なんで・・・
わかるんですか・・・」
「何もしないでいれば、
彼は浮気相手からあなたの元に帰って来ると
お伝えしたはずですよ？」
声をあげて泣く怒った先、
無表情でそこにいるその女・・・。
カウンターから立ち上がり、
その女性の元に行った。
「キミ・・・
占い師か・・・
なんか・・・？」
「えっ・・・」
「なにが・・見えるの・・・？」
「人の心が・・・
少しだけど・・・
わかって・・しまうの・・・」
そう囁いた彼女は
さっきまでの無表情を崩して、
今にも泣きそうに見えて、
オレは彼女の手を取って
立ち上がらせ、
一万円札を何枚か
テーブルに置き彼女の手を引いた。
「ごゆっくり、」
ニノの声が背中にした。
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さくら(プロフ) - きくさん» きくさん、コメントを頂きありがとうございました。続きが書けるよう頑張ります♪ (2020年3月2日 1時) (
レス) id: 4b974240a6 (このIDを非表示/違反報告)
きく - さくらさんの作品、どれも素敵で見入ってしまいます！次の作品も期待してます！ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a7c47c10e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2019年4月18日 13時
