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朝、スズメというよりはカラスの鳴き声に目が覚めた。
制服に着替えて、下へ降りると母はもういなく、そのかわり父がいた。
「いやあ、寝坊しちゃったよ」
そういう割には、ソファーに座り新聞を広げる父は、まるで寝坊した人とは思えない。
「いや、早くいけよ」
「ひどいなあ、んじゃ、鍵よろしくな。気をつけろよ」
それだけ言い、革靴をはいて出ていった。
私は、母が作り置きしてくれた朝食に手をつけた。
ほんの5分で食べ終わってしまい、食べたりないので冷蔵庫をあさった。
パンを3枚やいて、ピーナッツバターをつけて食べた。
時計を見ると、遅刻確定になってしまう時間だった。
「やばい!!」
鍵だけはしっかりしめて、全速力で学校へ向かった。
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作者名:奈々希 | 作成日時:2018年3月2日 17時