検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:623 hit

2 ページ2

『今日は学校の帰りにラーメン!ずっと食べたかったよ。醤油ラーメン♡』

と、目の前にある醤油ラーメン(大盛り)をカメラで撮ってすぐさま、SNSにアップする。

本当は撮らないですぐにでも食べたいんだけど、なんだかそれじゃあつまらない気がして、

それだけのために、わざわざ画像投稿アプリをインストールした。

まあ、いいねをしてくれる人は友達だけ。

もともといいねを求めて投稿してる訳では無いから、いいねなんてなくても構わない。

でも、SNSを使う友達の多くはいいね集めでやってるから、最近はやりのコスメとか、

これ買いましたとか、彼氏とデートとか、リア充です投稿。

写真映えするハートのアイスとか、きらきらのわたあめとか、かわいいけど

やっぱり、おっちゃんの作るラーメンが圧倒的だと確信する。


「Aちゃん。夕飯もあるだろ?大丈夫かい?」

と、おばさんが心配してくるのはもう慣れた。

「大丈夫!夕飯も食べるから!」

熱々の湯気がたっていて、つるりとした麺の食感がなんともたまらない。

スマホの通知を知らす、バイブレーションがカウンター席を揺らした。

『かずやさんがあなたの投稿にいいねしました』

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:奈々希 | 作成日時:2018年3月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。