嘘 ーSeasons rmpg girlー

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・壱馬 side




彰吾「壱馬は残れよ」



山彰さんのその言葉に甘えて、1人○○の病室に残った。



壱馬「……痩せすぎ……」



服でカバーしてたからそこまでとは思わなかった。



今こうして、ベッドで眠る○○はやつれすぎてて…




壱馬「ごめんな……」




守れてるつもりだったのに、なにも守れていなかった。



ただ、○○のこと傷つけて。



泣かせて、苦しめて。




○○の為に何かしてやりたいのに、


今の俺は手を握って祈ることしか出来ない。



この状況で俺は……無力だ……




それでも、決して握り返してはくれない手を握り続け、しばらくたったころ、




ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ




静かな病室に響いた電話が鳴る音。




相手はマネージャーからだった。




壱馬「もしもし、」



どうやら事務所での話が終わったらしくその報告をしてくれた。




マネージャー「ツアーもあるし、警察も関係してるから、事務所からコメント出すことになったから」




”今回のツアーは一段と気合い入れないと”



そう意気込んで、ツアーを楽しみにしていた○○を思い出して泣きそうになった。



俺は、○○から大好きな場所も奪った




マネージャー「最後にHIROさんから。”気づいてやれなくて本当にすまなかった、壱馬はなんも悪くないから自分を責めるな。○○のこと守ろうとしてくれてありがとう”って、」



それを聞いて我慢していた涙が溢れた…




”最低だ”


とか、何を言われる覚悟も、殴られる覚悟だって出来てる。



俺のことはどう思われてもいいから…………




頼むから…………目覚まして……………………

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