高熱【ニノ】 ページ1
(あなたはニノの年下彼女の設定です)
「…ニノちゃん大丈夫？」
二宮「頭が痛い」
ベットで猫背で横になる彼はかなり不機嫌そう
熱が高いせいでもあると思うんだけど
もしかしてもしかしなくてもかなり怒ってる？
それもそのはず彼が体調を崩しているのは
実は私のせいなのです…
「本当にゴメンね…
今度ご飯奢ります」
申し訳なさ過ぎて頭が上がらない
二宮「奢らなくていい」
いつもと全然違う声のトーンで
背中を向けたまま言われ
自分のせいだとわかっていても
鼻の奥がつんとして泣きそうになる
「ごめん…、ニノちゃん食欲は？
食べないと薬飲めないよね？
お粥作らせてもらうね」
泣いたらまずい…
とりあえず台所へ行こう…
(ガシッ)
「…？！」
突然腕を掴まれ
二宮「A、俺がなんで
怒ってるのかわかる？」
「ごめん、なさ、い…。
わたしが、昨日雨の中ニノちゃんを
2時間も待たせてしまったから…」
掴まれてるニノちゃんの手がすごく熱くて
罪悪感も増してそれが背中を押すように
我慢できなくて涙がポロポロと頬を伝う
二宮「……はぁ(ため息)
…違う、全然違う。」
「えっ」
二宮「A何で昨日待ち合わせの
時間に来れなかったんだっけ？」
「昨日説明した通りだよ…
物品室に閉じ込められちゃって…」
二宮「それは本当に誰かの
故意じゃないんだよな？」
「う、うん、わたしがいることに
気づかずに閉めちゃったっ言ってたから…」
そう昨日わたしは物品室の隅でファイルを
見ている間に誰もいないと思われて閉じ込められた
スマホもデスクの上、ほとんどの人が
退社していて中々気づいてもらえず
1時間半後ようやく通りかかった
警備員の人に中からドアを叩き助けを
求めやっと出してもらえたのだった
二宮「あーもう！ごめん、ごめんな、
俺は俺にむかついてんの…」
そう言ってスウェットの袖でゴシゴシ
涙を拭いてくれる彼
「…？」
二宮「連絡もなく待ち合わせの時間にも
来ないのに、待ってるだけだったからさ。
俺が会社まで行ってればAが1時間半も
閉じ込められなくて済んだのに…ごめん。」
「そ、そんな！ニノちゃんが謝ること
何一つないよ！わたしマイペースだし
いつもぼーっとしてること多いから
こうなっちゃったんだよ、自業自得だし。
ニノちゃんに熱まで出させちゃって…」
(ぎゅっ)
二宮「それにもむかついてんの…
Aに罪悪感感じさせちゃったなーって…」
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作者名：ひよこ | 作成日時：2019年1月12日 0時
