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マ「名前が呼ばれたら帽子を被って椅子に座りなさい」
長い羊皮紙を持ったミネルバ先生が前に進み出た。
Aから順番に名前が呼ばれていく。
「ディゴリー・ツリメ！」
おずおずと前に進み帽子を被るみっくん。
「ハッフルパフ！」
右側のテーブルから歓声と拍手が起こる。
「グレンジャー・ハーマイオニー！」
「グリフィンドール！」
帽子が叫ぶと嬉しそうにテーブルへ駆けて行った。
「グレンジャー・リクヲ！」
1分程して帽子が叫んだ。
「レイブンクロー！」
___そろそろえいちゃんの番だ
「マルフォイ・エイジ！」
帽子は悩んでるようだった。
「…スリザリン！」
歓声と裏腹に、えいちゃんは弱々しく笑ってスリザリンのテーブルについた。
「マルフォイ・ドラコ！」
ドラコはうってかわって帽子に触れるか触れないかの内にスリザリンと叫ばれ、満足げに笑った。
ミネルバ先生と目があった。
「…スリザリン・A！」
ハリーの時同様、騒つく大広間。
教師陣は心配そうな顔で私を見ている。
教授と目が合った。
____そんなに心配する事ないのに
前に進み出て、帽子を被る。
"おお…これはこれはサラザールの末裔___勇敢さも誠実さも知性も野心も備えている。どこに入れたものかな___"
ハリーは此処でスリザリンは嫌だコールをしていた。
大広間にいる全員の視線が突き刺さる。
『___力を養える寮が良い、この世界を変えてしまうくらいの力を得たい』
"____成る程、それならば…！どう転ぶかは君次第…スリザリン！」
___やっぱりスリザリン、か
スリザリンから割れんばかりの拍手と歓声が上がった。
ふとグリフィンドールに目を向けると唖然とするハリーと目が合った。
___ハリーと私は"違う"
スリザリンのテーブルに向かい、ドラコとえいちゃんの間に腰掛けた。
ド「Aはスリザリンに来るとわかってたよ」
エ「___少しだけホッとした」
『どう考えても血筋的にスリザリンに決まってるじゃん、』
顔をしかめた教授とは目と目が合い、笑みを浮かべるとそっぽを向かれた。
教授の隣に座るクィレルは私とハリーを交互に見ている。
あのターバンの下には既にヴォルデモートがいると思うと____
クィレルと目が合った。
"_____A・スリザリン"
『ｯ____』
ド「A？どうかしたのか？」
『____何にもない』
頭の中でヴォルデモートの声がした気がする。
冴えない表情を浮かべる私をえいちゃんは不思議そうに見ていた。
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チキン(プロフ) - いなさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*´-`)今後も続いていくので是非見守って頂けると嬉しいです！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: 35a9e5ba09 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高の組み合わせです！！！私も同じくハリーポッターとアバンティーズが好きなんです♪ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 07d4747a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2019年6月27日 11時
