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eiji side
エ「最後まで読み切ってないから少しだけど…」
3人の目は何時に無く真剣だった。
エ「まず…俺達の居た所はマグル、此処は魔法界と呼ばれているんだ。この魔法界には大きく分けると光と闇が存在する」
「ホグワーツの校長ダンブルドア率いる光と、ヴォルデモート率いる闇」
「主人公ハリーポッターは、ヴォルデモートが唯一殺せなかった生き残りの少年って言われてる」
「で、そらとりっくんの所のロンとハーマイオニーはハリーの親友となる2人」
リ「…これから出会うって事か」
りっくんの呟きに頷いた。
「今は平和に暮らせてるけれど、この先ヴォルデモートが復活してこの魔法界を脅かす事になる…何と無く分かった?」
そ「…一応。でもなんでえいちゃんはロンとハーマイオニー(?)って子に敵視されんの?」
エ「俺の家族となってるマルフォイ家は闇だから。でもそらとりっくんは…」
リ「…光?」
ツ「え!じゃあ俺は?」
エ「…ごめん、みっくんの家族が何者か俺にも分からないんだよね」
みっくんはしょげた顔をした。
エ「いいか、この話は俺達だけの秘密だ。もし漏れたら物語の流れを変えるきっかけになるかも知れない」
そ「でもさ、Aはえいちゃんより知ってるよね」
リ「…ずっと言ってなかったっけ?''もしこの世界に行く事が出来るなら私は死んじゃう人を救う!''って」
ツ「って事はAは神様的存在じゃん!すげぇ!」
エ「それとあともう1つ。もしかしたらこの先…俺と殺し合う事になるかも知れないって事を知っておいてくれ」
3人の顔がサーっと青ざめる。
ツ「え、そんなの無理だよ」
エ「…もしも、の話だから」
ツ「いやだっておかしいよ!なんで殺し合わなくちゃいけないの!」
エ「…俺は闇になる運命だ」
重い空気を溶かすようにそらが口を開いた。
そ「もしもの話じゃん!まだ本当にそうなるかは分からないだろ!?大丈夫だよ、みっくん」
ツ「…本当に大丈夫かな」
そろそろ城に到着すると聞き、3人はローブに着替え始めた。
そ「えいちゃん着替えないの?」
エ「…ああ」
俺の未来はもう決まってるんだ。
もしも、なんて次元はとっくに超えている。
俺はもう闇に片足を突っ込んでいる。
いつかくる日の事を考えて、俺は3人と距離を取らなくちゃいけないかな…
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チキン(プロフ) - いなさん» コメントありがとうございます!嬉しいです(*´-`)今後も続いていくので是非見守って頂けると嬉しいです! (2019年7月14日 10時) (レス) id: 35a9e5ba09 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高の組み合わせです!!!私も同じくハリーポッターとアバンティーズが好きなんです♪ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 07d4747a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チキン | 作成日時:2019年6月27日 11時