第二十話____ ページ21
「……すめ、ら、ぎ……?」
清志先輩は真っ赤に腫らした顔でこっちを見た。
____なんで泣いているんですか?
そう聞くと嗚咽を漏らしながら、
「スタ、メン、に……なった……っ!」
嬉し泣きか、よかった。
悲しいのかと思った。
おめでとうございます、と心からの気持ちを伝える。
先輩はお礼を言って、まだ泣いている。
私は、先輩に抱き着いた。
先輩は吃驚しているが、優しく受け止めてくれた。
____こうしているのも、悪くないな。
そう思えるのは、ただ単純に、貴方のことを好きでいるから。
清志先輩、私は、貴方のことを好きでいていいですか_______?
先輩なら、こう言うんでしょうね。
____人の気持ちに許可なんていらねぇよ、焼くぞ。
と。
私がその想いを伝えるのは、今、かな。
「清志先輩、私は、貴方のことが____」
好きです、と続けようとしたのに。
「ストップ」
止められた。
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茉佑.(プロフ) - お魚屋さん» コメントありがとうございます。そんな褒められたら照れちゃいます← 終わってから結構たちますけど、読んでくださる方がいてとても嬉しいです。ありがとうございました! (2015年11月22日 16時) (レス) id: 7578abfe29 (このIDを非表示/違反報告)
お魚屋(プロフ) - コメント失礼します。この作品、とても面白かったです!私は恋愛ものを書くのも読むのも苦手ですが、この作品はスラスラ読めました!話の展開が多く、伏線回収が気持ちよかったです!このような作品は連載中に出会いたかったです笑 (2015年11月20日 23時) (レス) id: 8a81ee35e9 (このIDを非表示/違反報告)
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