Day 18 ページ19
.
「──寒いの?」
「えっ、ぁ、ちが……緊張してて、とても」
「Aちゃーん、もう撮ってもいいかなあ?」
心臓のBPMが200を超えている……有馬さんが隣にいる……身長差凄い……佐々木くんのことだから真戸さんを誘っているのは分かりきってたことだけど、あ、有馬さんも御来場になられるなんて、でも考え直したら佐々木くん有馬班にいたし当たり前だよね、そうだよね。ああドキドキする、有馬特等とのつ、ツーショット……うううう、鈴屋先輩と有馬さんの撮影風景を見てるだけでよかったのに佐々木くんが「Aちゃんも撮りたいの?」なんて言うからっ……!(歓喜)
「撮りまーす、1たす1は〜?」
「……2?」
「田……」
「はい、撮れたよ!」
写真は現像してから渡しますね! と果汁100%オレンジジュースみたいなとびきりの琲世スマイルを向けられたところで鈴屋先輩から「帰りますよ〜」と声が掛かる。わぁいけないお待たせしてしまってた。
「有馬さん、お写真ありがとうございました」
「うん、こちらこそ」
っっあぶっな、感激で噎せかけた、ふぅ〜落ち着け落ち着け。あとは帰るだけだから死亡フラグ立ってるシチュエーションなんてもうないから大丈夫、鈴屋先輩がなんか可愛いことしないかぎりは大丈夫。
「では、鈴屋班3人は鈴屋先輩の就寝時刻が迫っているのでお先に失礼させていただきます。佐々木くん誘ってくれてありがとうね、佐々木飯すごく美味しかった!」
「お菓子ありがとですハイセ〜」
「至極愉快な時間を共有できて幸福の極み」
「暗いから気をつけてね〜!」
ドアを開閉。凄く寒い。あと笑いすぎて両頬が痛い。
「お腹いっぱいです」
「(腹十分目の鈴屋先輩……)」
ああ神、尊き貴方の御子が地上にお生まれになるその前夜に私はただ食って飲んだだけ、その上CCG最強捜査官と共に写真にまで映ってしまった……けど反省も後悔もしなくていいよね? クリスマスなんぞ楽しんだもん勝ちだし私キリスト教なんて信仰してないし!
CCGさん、クリスマス休暇この日しかくれなかったけど十分以上に楽しめた。クリスマスは毎年あそこでパーティーしたいな。Qsは瓜江くんだけはあまり話せなかったけど……機会があればね。
さてさて、明日もオークション戦の報告書が待ってるから今日はいっぱい寝ていい夢見よ。メリークリスマス、アンドエンド!
.
65人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年7月5日 15時