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3.言いたいこと ページ3

『……ううぅ、……つっかれたぁぁぁぁ』





両腕を重ねて、腕を伸ばす。30分以上先生と一対一で補習を受けていた。




やっぱり足腰はこって、腕を伸ばすとあくびが出てきた。もう廊下の窓からみる空はオレンジ色に染まっている。




カラスがかぁかぁと鳴き、小さな子供はもう変える時間だ。……まぁ、私も帰るけど。





コツコツと、一人寂しく階段を下っている。学校って、こんなに静かだったっけ。





『…………え?』





下駄箱付近に向かうと、下駄箱に背中を預けて英語の参考書を片手で読んでるた真冬が目にうつった。





私は小さな声で呟くも、あちらには聞こえていないようだった。







『おーい、巨人』




「…………あ、お疲れ、バカゴリラ」






私は近くまで歩き、手をあげて振ると、それに気づいた真冬は英語の参考書を鞄に入れて軽く暴言を吐いてきた。





いつもゴリラっていってんのに、今日はバカつきかよ!まぁ、バカだけどさ!……




……でも、なんでここにいたんだ?……あ。






『……ははーん?この時間帯は危ないから、Aちゃんが心配になったって訳ねぇ?』




「誰かゴリラなんかに心配するだよ。僕は今日君に言いたいことがあって……、」








…………え?言いたいこと?……まさか、告白!?






告白だな!!うん!私がモテないわけない!いやぁ、……まぁ?告白の言葉次第かな??真冬は顔だけは私のタイプだし……、






「…………その、…………えっと、……」






こい!告白こい…………!!そしたら展開が面白くなるから!……()



 




.








.







.







.









「…………やっぱ何でもない」






少し寂しく、諦めたような苦い顔をして俯かせた。当然私はピキピキ状態







『はぁぁぁぁぁん??お前男だろぉぉ?そこは頑張れよ??』





「ゴリラより紳士な男ですぅー、……ふんっ、もう帰るからね」





『わー!巨人が自分で紳士っていった〜!って!待てやゴルラァァァァ!!!』






私は急いで靴を履き、すたすたと歩いていった真冬を追いかける。





……でも、何を言いたかったんだ?本当に告白なのだろうか?





その疑問の答えは、きっと真冬にしかわからない。

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設定タグ:まふまふ , 歌い手 , 学パロ   
作品ジャンル:ラブコメ
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つむぐ - やのさんの作品、どれも面白かったです!別垢になってもずっと応援してます!お疲れ様でした! (2020年8月11日 18時) (レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか - 小説の最後の意味教えてほしいです (2019年10月27日 21時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
ヽ(・∀・)やぁ - お久しぶりです。受験勉強で見れてないうちに...。新しい垢見つけたらコメントしますね!ずっとずっとやのさんの作品が大好きです! (2019年7月9日 6時) (レス) id: f277aaf274 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - あなたの作品が大好きです!今回の作品も号泣させていただきましたw別アカになろうが必ず見つけ出します! (2019年6月16日 9時) (レス) id: f16806af0a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 今作も遅くなりましたが、読ませて頂きました。最後のつっかえる感じがとても好きです。また、貴方の書く作品に出会えたら嬉しいなと思います。お疲れ様でした!!!(^^) (2019年5月5日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やの | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年4月20日 22時

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