23.気分 ページ23
「はぁ！？今はそんなことが言いたいんじゃ……」
「だぁーかぁーらぁー、
Aちゃんが他人のことを考えないなんてまずないの。」
相川さんは私の腰に腕を巻き付けて、見せつけるように抱く。
だけど、その顔は棗をとらえて睨んでいて、低い声が耳元に残っていた。
「そんな根拠どこにもないじゃん！あんただってきっと、Aに騙されてるの！」
「……あー、ほんと気分悪いんだよね。
初めからわかってたんだよ。君のこと。」
「…………は？」
「君の元カレはAちゃんに惚れた。
そして別れてしまったから、Aちゃんを恨んだんでしょ？」
「ど、して、……な、なんで、……」
……………………え？
棗は目を丸くして、焦ったような表情を見せる。
な、何でそこまで、棗のこと、……私でも知らなかったのに、……。
「…………遅刻しちゃうし、Aちゃん、いこう。」
唖然としている棗をおいて、相川さんは私の腕をとり、学校へと連れ出していった。
……知らず知らずのうちに、誰かを傷つけてしまってたんだ。私。
私の心は暗く染まり、自分でもワケわかんなくて、どんな言葉でも表せないほどだった。
.
.
「……屋上は風通しがいいから、ここに座っていれば気分もよくなると思うよ」
『……ごめんね、ありがとう。』
学校につくと、まだ授業まで時間があったので、相川さんが屋上に連れてきてくれた。
私は体育座りをして、相川さんは珍しく胡座をかいて、お話をしていた。
『……相川さんは、その、なんか、……私といると疲れない？』
親友だと思ってた棗に裏切られて、縋れる人が相川さんだけになって、心底私の人間関係はダメになっていた。
相川さんだって、もしかしたら私と関わっているのは平面上だけかもしれない。そう思っていたからだ。
「……んー？疲れはしないよ。だって僕、Aちゃんが大好きだもの。」
そうニッコリ笑う相川さん。私はそんな笑顔に、何か心が締め付けられた。
「……具体的にどんなとこかというとね？
まずそのくりくりした可愛い目。そんな目で見られるだけで僕昇天しちゃいそう。しかもその整った可愛い顔に、サラサラな髪。この髪からふんわりとかおる匂いが、僕大好きでね？
それからこの可愛いうd」
『もうえええわ！！』
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2019年9月24日 17時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです！その後話もっと読みたい！ 終わって欲しくない(´；ω；｀)あとそらるさん（彼方先輩）今は夢主ちゃんのこと、どう思ってるんだろう…?とても気になる…!! (2019年8月24日 1時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» できれば気づかないでほしかったぞwwww違うよ、やのんはいじる役だよ((((((((( (2019年4月1日 22時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - やのさん» ごめんなー(棒)ちょっと嬉しい気持ちがあったんだわ(^^)恥ずかしいんだね〜一生使えるネタが出来たw(嘘です)やのんは、いじられ役だね(( (2019年4月1日 22時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» 毎度のごとく長文のコメントありがとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！( ；∀；)うん！更新頑張るね！ちょっwwwほめてくれるのはうれしいけど、恥ずかしいからそこには触れないでwwww (2019年4月1日 22時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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