そらるを守りたい。【そらる】

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放課後、いつもならそらると帰るけど、









『……どうせ、ろんっていう子と帰るんだろうなぁ……』









なんて教室で一人呟いていると、ドアが開いた









「Aちゃん！ちょっと来て！」









『……え？え？』









私は他のクラスの女子に空き教室へと連れていかれた



　





え？え？え？









わっつ？え？









ものすごい混乱が私の頭を支配する









「単刀直入に聞くよ？」








『う、うん、』








ボス的なものすごい可愛い女の子に言われ、そう返事をする









「Aちゃん、彼方くんのこと好きでしょ？」









『……へ？』
　









私は目を見開くと同時に顔がじわじわ真っ赤になっていくのがわかった









するとその子はニヤリと笑い、こう続けた









「だからさ、ろんって子、一緒に潰さない？」









『……え？』









潰す？え？








またまた私は混乱してしまう


　






「だーかーらぁ、






Aちゃん、彼方くんのこと好きなんでしょ？






私たちも好きなの







彼方くんは皆のものでしょ？







ろんって子のものじゃないの、」









……え？それって、









『ろんさんを、いじめるってこと？……』









すると周りの子達はクスクスと笑いはじめて、





　




その子は




「うん♪」




とニッコリ笑った








私は、その子の言葉を思い出してみた









彼方は皆のもの









ろんさんのものじゃない、









だからろんさんを潰す









『・







・








・









・








・









・








・









・









・









・








・








・







ごめん、私、君たちの意見には賛成できない』

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