95 懐妊 ページ46
『玉葉様、冬場は顔を出せず大変失礼いたしました』
玉葉『大丈夫よそれより宮廷内での流行り風邪の対処は大変だったでしょ』
『1人罹患すれば10人はもう予備軍というか次に発症する段階の者たちでしたので💦主上様が流行り風邪にならずそこは安堵致しました』
玉葉『そうね。
『どう…と言われましても…』
玉葉『麗華が目覚めてからは前よりご機嫌みたいで』
『え?!あ…えっと…』
玉葉『ふふ。からかい過ぎたわね。ごめんなさい』
『い、いえ💦ところでご体調の方は』
玉葉『気怠さがずっと続くのと体温が高く感じられるのと眠気かしら…あと子どもって3歳くらいまでは不思議な力を持ってると言われるじゃない?鈴麗は何故か私のお腹に顔を当ててはにっこり笑ったり、ばいばいとお腹に手を振ってお昼寝部屋へと移動するのよ』
『そうですか…倭国では7つまでは神の子と言われそこまで生きられず天に帰る者も多いからと言われたり玉葉様が言われたように神の子だからこそ分かるのやも知れませんね。
玉葉『麗華と猫猫がいたら安心するからお願いするわ』
『御意』
╴ ╴ ╴
猫『青い薔薇?』
壬氏『興味を持たれた方がいてそれを皆で愛でようと話が出てな…昔宮廷内で見たというものが複数人いたらしい』
『らしい…と終わる話にろくな事はありません
青い薔薇は奇跡の花と呼ばれ自然界でまず開花しません
花に塗料を塗るか濃い青の水を吸収させても開花するか幻覚がまだ納得出来ます…もしかして阿片が!!』
壬氏『んなもの流行ってたら国が滅ほろぶわ!!』
いつも通りのツッコミだが玉葉様達はその姿を見たことがないため目が点になってる事に気付くと
こほんと咳払いを1つしすぐさま天女の笑みに戻る
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時