薬屋と忍びのひとりごと 2〖薬屋のひとりごと〗 (ページ43)

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✤ 若干微があります

『……………1人の女として壬氏様…いえ瑞月様をお慕いしております｡だから猫猫の事は私も好きなのに嫉妬したりして公私混同してました』

壬氏『それは……誠か？』

『……主に嘘をつくような事は…ありません……ですが…んっ!!』

ぎゅうぎゅうと抱きしめられていたのにお慕いしてると伝えた時顔をあげ、猫猫に嫉妬したという言葉には愛しい者を見る優しい笑みを浮かべて

壬氏の問いに嘘をつく事は無いと言うと優しく頬に手を添えられその後紡ごうとする言葉を壬氏の唇で遮られた

壬氏に抱きしめられた事はあれど話を聞きながら愛しい者を見る優しい笑みや優しく頬に手を添えられる事などされた事がなく驚き目を見開らいてしまい

重なる唇をどうにか離そうと胸板を押すが身長差や元々の力の差もあり動けずにいると再度角度を変え唇を塞がれてしまった

『んん、はぁ…!!』

息を求め自然と唇を開いたら口内にニュルっと何かが侵入してきた

歯列や麗華の舌を絡めとり、段々頬が紅潮するのと同時にクラクラするこの衝撃に腰が抜けそうになった時

壬氏が腰を支えたと同時に

『チュッ』と響くような音を立て唇を離し椅子に座らせてくれたが後から耳元に吐息がかかるように

壬氏『これは麗華の為に作った簪だつけるぞ』

わざと吐息がかかるようにしてるのが分かってるからこそ

『は……っ…はい…お願いいたします』

壬氏『ふふ。麗華の弱点を見つけられるのも嬉しいものだ…今度から仕置は耳辺りにしようか？』

その瞬間耳朶を甘噛みされ形容し難い声が出そうになり慌てて手で口を押さえたら

壬氏『水蓮も高順も待たせてるから続きは今度にするとしよう。今日は俺の執務の手伝いをしてもらい明日は軍部に行ってもらう』

『御意』