54 最期の会話 ページ5
久々父様の家にいき
『父様ちゃんとごはん食べてる?何か最近荷物減ってない?』
父『父様は溜め込みやすいから定期的な大掃除中だ。麗華口寄せ巻物はあるかい?』
『あるけどどうしたの?』
父『これは数年内に役に立つものだからしっかり保管しなさい』
『うん…これしまったら最低限の日用品だけになるね』
父『今度買い物に行く時は麗華にチョイスしてもらおうかな…明日の夜は浩然殿とごはんに行って来るよ』
『あの方かなりの酒豪でしょ?父様下戸というかお酒が受けつけられなくてショック死の可能性あるから気を付けてね』
父『浩然殿は旧知の仲だから大丈夫だよ。今日は遅いから久々一緒の布団に寝ようか』
『それもいいね。大好きだよ、父様』
父『私もだよ、麗華』
翌朝
『じゃあ行ってくるけど…呉々もね!!あと夜雨降るかもしれないから気をつけて』
父『あぁ…ありがとう』
それが父との最期の言葉となった
╴ ╴ ╴
執務室応援となったのは…
『壬氏様…御説明しましたよね?いつまでいじけてるんですか』
壬氏『いじけてない』
高順『仕事中だと言うことを忘れないでください』
壬氏『分かってる』
高順『新しい仕事です』
『はぁ…壬氏様いつものようにして宜しいでしょうか?』
壬氏『頼む』
『多重影分身の術!!』
5体出して仕事の振り分けや私でも対処可能なのは終わらせ壬氏様の効率を考えた並べ方にして一旦影分身を解いたら
官官『麗華様!!急患をお願い致します』
『場所は!!』
官官『後宮の下女達の食堂です。何人か状況が分かる者が居ますので』
『そしたら私は先に行きます!!』
高順(壬氏様もこれぐらいやってほしいものだ)
夜の帳が降りたころ
『ただ今戻りました』
壬氏『ご苦労。どうであった?』
『昼餉の食物に下女が食べられないものがありショックを起こしてましたが今は大丈夫です。数日分の薬も渡してます』
壬氏『そうか』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時