検索窓
今日:36 hit、昨日:14 hit、合計:15,712 hit

82 ページ33

猫猫に後から聞いたら彫金細工師は複数の金属を纏めて溶かした細工を施していたらしい

『高温でなくても溶けるよう複数の金属を纏める技術を用いたの?』

猫『そういう事になる…その謎解きに行く時にこの和紙をもらって身を護るから持てと言われたけど麗華知ってる?』

『私は分からないな…壬氏様の中での願掛けかもしれないし。でも無くしたり捨てたりしたら不貞腐れるからダメだよ』

猫『バレたか…渡される前に〖御身を護り賜え〗って言って渡されたから願掛けかな。そういうの信用しないんだけどな』

『官女達のこともあったからじゃない?もらっときなよ』

猫『麗華はもらってないの?』

『私は倭国の頃親にもらったし主を護る為にいるから』

猫『確かにね』

麗華(壬氏様、祝詞間違えたのかな?…まぁそれでも効果はあるから大丈夫か)

主は〖月の君〗として公務に出る事があるが私も同席する場合もある。

だが今日は主のみ…公務の朝は着替えた主の部屋に赴き背中に五芒星の護りを描いた後出立されご一緒出来ない時は

『瑞月様、ご武運を』と見送るようになった

壬氏『そう顔を固くするな麗華の護りがあるから大丈夫だ。では、行ってくる』

『行ってらっしゃいませ』

低温でも溶ける細工の金属と聞いたら否が応でも式盤の事を思い出す…だがそれを一旦頭の片隅にやったのは

『祭具がなくなった?管理者はどうしていた。個数の把握は?』

李白『詳しい事は鋭意調査中でして管理者は昨年亡くなりその後の者は食中毒のまま意識が戻らない状態でして』

『もしかして亡くなった方は浩然様か?!』

李白『はい…総隊長のお父上の』

『旧知の方だった…煙管についてはどうなった』

李白『倉庫番は煙管はもらったと言ってましたが使用したのは本人なので解雇。煙管を渡した人物は官女らしいのですが暗がりで顔までは…』

『他に特徴はないか?!身長や香り!!』

李白『背が高く、薬の匂いがしたと……』

『今すぐ軍部官女の翠苓を捕縛しろ!!』

李白『えっ?』

簡単に捕縛要因を話し背丈が高い者はそういない
疑わしき者をとりあえず拘束し吐かせるのが最適だろうという案に李白も納得したので

『くれぐれも悟られるな。毒を飲んだり、舌を噛み切る可能性もあるからな』

83 スイレイ→←81



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:薬屋のひとりごと , NARUTOクロスオーバー風 , 壬氏   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。