78 倉庫 ページ29
冬のある日
冬は乾燥しやすいから起こりやすいのは仕方ないが今はあの官女がいるから何事も騒ぎで終わらせたくなく
『李白殿、寒い中ご苦労…それで状況は?』
李白『総隊長、今からこの者から聞くところです』
この
とりあえず部下の話を聞いたあと食料庫内に入ると焦げた荷物や散乱する食物
奥には無事だった麦粉と床には
『なるほどね。李白殿ちょっと試したい事があるんだが木簡をお願い出来るか?』
李白『はい!!』
若手には水と火種の準備をお願いし木簡の中に麦粉をいれ
部下を後ろに下げてから火をつけ少しすると
木簡で燃えだし火柱があがった…それを確認し火を消し
李白に煙管を渡し
『冬場の乾燥した倉庫に燃えやすい麦粉があり空気中にも微量にあったなら火があれば今の何倍もの威力がでる』
李白『この煙管の持ち主を捕縛します』
『捕縛の前に尋問だ。もし持ち主が倉庫番なら幾ら寒かろうとも中でわざわざ煙管を扱うとは思えない…誰かからもらってないか先に聞いてもらえるか?』
李白『承知しました』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時