74 身請け ページ25
数日後
主が猫猫が居る妓楼に金子と猫猫への珍しい薬草の片手に身請けに行った
『猫猫お帰りー!!』
猫『ただいま!すぐ後宮に行くんじゃないの?』
『一応、解雇になってるからすぐ後宮には入れないの💦で、壬氏様の侍女として働くって話。この方が長く壬氏様のお傍にいらっしゃる水蓮様ね』
水蓮『よろしくね』
猫『猫猫です。よろしくお願いします』
ある日
官女『貴女、何様のつもり?』
猫『嫉妬ですか?』
(官女を見つけて来てみたら猫猫もなかなか言葉のチョイス)
詰め寄り頬を殴ろうとした官女の手首を掴み
『ごきげんよう皆さん。壬氏様の侍女に何か御用でしょうか?』
官女『……生意気だから』
『生意気?それはそちらでは?私が女でも帝より軍部総隊長と上級医として働かせてもらってるから立場上どちらが上かしら…その相手に敬語無しで私の仲間に手をあげようとまでして。この手首粉砕するなんて朝メシ前だけど』
(冷たい目と声で骨がミシミシ言うのそっちのけで握り締めてたら)
官女『そこのそばかす麗華様に感謝しなさいよ』
『おい……誰が返すと言ったか』
官女『も、申し訳ありません』
(耳元で次は足だからね)と伝えたら青ざめ離れる時に仲間の1人にいた見覚えのある姿に
『あら軍部の官女さんもいらしたのね。薬草の方はどうかしら』
軍官『えぇ……順調です』
引っかかる言い方が気になったが
『猫猫、いつもあいつら?他には?』
猫『後宮より手数が少ないからマシだよ』
壬氏『と、言うことはよく絡まれてるということだな。あと麗華脅すなら穏やかにしておけ』
『ルンルンで身請けしたにも関わらずフォロー出来てない主の仕事をしたまでです。では』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時