68 ページ19
猫『手伝いとして行きましたが分かりませんでした。お役に立てず申し訳ありません』
(だろうな……大掃除後に自首しろと言ったけど後から少し脅しとくか)
主は猫猫の報告を
わざわざ〖蜂蜜〗なのも意地悪だけど……行儀悪っ!!
壬氏『薬屋、特別な方法で外部と連絡を取るものが居るとすれば誰だと思う?』
猫『可能性があるとすれば侍女頭の風明様かと』
壬氏『根拠は?』
猫『左腕に火傷の跡がありいつも包帯を巻いているので』
くそー!!私が言わないから密告みたいな形を取らせようとしてるのか💦
壬氏『まぁ、及第点だな』
そう言うと主は長卓に置いてある小瓶に目をやり猫猫に向かって甘露の様な笑みを浮かべ
壬氏『頑張った褒美をやらんとな』
猫猫を追い詰めるので瞬身の術で間に入り壺を回収し〖蜂蜜〗の中に突っ込んだ指を手拭いで拭いてから毛虫を見るどころじゃないほど冷たい目と声(殺気はなし)で
『壬氏様…猫猫は玉葉様の侍女。褒美であれば珍しい薬草が1番なのと検索しないようお伝えしたはずですが?そのようなお戯れがしたいのであれば高順様か妓楼はいかがですか?』
壬氏『いや…あの…その』
玉葉『麗華が守ってくれなかったら〖私〗の侍女をどうなさるおつもりで?』
壬氏『ぎ、玉葉妃💦冗談ですよ💦』
『はぁ…玉葉様、猫猫…主の無礼誠に申し訳ありませんでした』
玉葉『麗華が毅然とした態度をしてくれて助かったわ。左目の調子はどう?』
猫『左目?…あ💦麗華💦』
『小さないざこざの中での気の緩みです。傷跡も酷くないですし見えますので』
玉葉『無理はしないのよ?』
『ありがとうございます…猫猫話があるからちょっといい?』
╴ ╴ ╴
猫『で?どうしたの?』
『猫猫ならだいたい分かってるとは思うけどその相手が遺品整理してる時に賊を寄越しての戦闘で相手にはケジメをつけろとは言ってるから今から念押ししてくる』
猫『そうか……呉々も気をつけろよ』
『それは猫猫もだよ💦主に関してww』
そのまま、風明様の元へ行き
『一応念押しに参りました』
風明『来ると思ったわ…大丈夫よ明日、自首するから』
『分かりました』
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時