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それと子翠という名で1度下女とした者が居たなら楼蘭妃として後宮に入れさせ東宮を産ませるか上級妃とその子供の毒殺…そして
『宮廷内で金銭横領をし飛発の改良と大量生産をする。この事を知られたら麗華か人質として有能な者を選抜し領地に立てこもり反乱を起こすだろう
父様が死んだのは消されたと言って過言ではない。偶然が重なれば必然となり〖祭事〗の時こそ気をつけなさい』
まだまだ父様は式盤を使いこなせてない…だが数年の内に壬氏様のお立場も変わる
その時〖忍び〗としては勿論麗華としても〖大切な方〗なのだろう?
〖忍び〗は己の幸せより…とお前なら思ってるやもしれん
だが、母様は異國の父様と夫婦となり麗華が産まれた
きっと母様を麗華に伝えたはずだ
〖今後何があろうとも振り向かず前を向きなさい。そして大事な人を守り、幸せになりなさい〗
父様の式盤は部屋の____に隠してある。たまに人の気配があったから呉々も気をつけなさい
╴ ╴ ╴
猫猫に託したい事は伝えたし千本を聞いてきたから今夜すぐに行くしかない
毒付きのクナイと手裏剣と通常のものと刀……こっちでの戦闘服ではなく〖忍び〗時代のものに着替えたが一応、主には伝えて行こう
『夜分に申し訳ありません。壬氏様宜しいでしょうか』
壬氏『構わん。入れ………麗華その格好は』
『父の遺品整理ですが少々厄介事になりそうでしたので』
壬氏『ならば誰かを!!』
『いえ……私としても確認したい事があり…もし奇襲があった場合基本生け捕りにしますが出来なかった場合はご了承ください……では』
壬氏『おい!!……ったく』
高順『壬氏様……』
壬氏『馬閃ともう1人腕のたつ者を用意が出来次第出発させてくれ』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時