61 茶会 ページ12
翌日
壬氏『今日は茶会で後から薬屋に内容を聞くが見てほしいとこはあるか?』
『里樹様がはちみつに対しどう反応するか…と別でお伺いしたい事が…淑妃の侍女である風明様のご実家等は蜂蜜に関してのご商売はされていらっしゃいますか?』
壬氏『里樹妃の件は分かった。風明の実家は養蜂場を営んでいる……思う所があるようだな』
『その件はまだ憶測なのでお話は出来ませんが…昔の任務時に様々な情報が提供いたしましたが主上様はご存知なのにその方向なのですね?』
壬氏『……そうだ…こちらとしても対策してるがその流れになってきた。麗華にも動いて貰うことになる』
『承知しました。あと過去の文献で出産時のトラブルが記載された書があれば貸していただけませんか?』
壬氏『高順に伝えておく』
『色々と主にご面倒お掛けして申し訳ありません』
壬氏『いや大丈夫だ………この間の茶を貰えぬか?』
『ただ今お持ちしますね』
╴ ╴ ╴
壬氏『これを飲むと落ち着く……さて俺はそろそろ行こうかな』
『お見送りいたしますね…行ってらっしゃいませ壬氏様』
壬氏『あ……あぁ…ありがとう』
(あの日の麗華の苦しそうな青白い顔と何も出来ない自分が不甲斐なくいつか本当に居なくなりそうで
こうやって普通に家に居てくれ出迎えてくれたら……いやいや麗華は俺にとって幼なじみで親友で戦友で………俺の………大切な人
薬屋に簪を渡した時麗華の目がもしそうならば…麗華が配下としてではなく気になるのに薬屋も手元に置きたいと考えたのか俺は…最低だな)
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月21日 15時