薬屋と忍びのひとりごと 2〖薬屋のひとりごと〗 (ページ1)

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50 里帰りページ1

猫猫に里帰りの事を伝えた数日後

武官『麗華様後宮の女官がこちらに来ておりその場に李白様もいらっしゃるのですが』

『分かりました。案内してください』

李白『麗華様！！どうしてこちらに』

『様はなしで💦とりあえず女官の話を聞いていただけませんか？』

李白『は…はい｡で？また俺や麗華さんを呼び出すなんて』

猫『実家に戻りたいと思いまして…』

『猫猫言い方💦李白殿が贈った簪の意味は猫猫は分かってます…ただ猫猫も何も礼なしではとは思ってないですし働き過ぎの李白殿に有意義な時間をと思いまして』

李白『……』

猫『緑青館で花見はいかがかと!!』

李白『冗談だろ💦1夜で1年目の給金が飛ぶ高級妓楼だぞ』

猫『心配ならばこの紹介状を見せればわかりますあの三姫です』

李白『益々信じられん高級官僚でさえなかなか手を出せない3姫じゃないか!!』

『そうか…日頃頑張ってる李白殿ならばと思ったのだが猫猫を信じて貰えないなら』

猫『仕方ないですね…申し訳ありませんお手間取りました。残念ですが他をあたりますのでこの話はなかった事に』

『至極残念だ…真っ先に李白殿と思ったのだが(チラッと猫猫を見るとニヤニヤしながら簪を見せびらかしてる笑)』

猫『どうなさいますか？』

『猫猫…無理強いは良くない……ですよね？李白殿？』

李白『麗華さん…その嬢ちゃんの里帰り引き受けます』

『(小声で)事前に下調べは終わってるしあの子の言うことは本当だから遊んできなさい』

李白『えっ?!じゃあ俺をと言ったのも』

『事実だよ。なかなか行けるタイミングはないんだからさ』

李白『ありがとうございます!!』

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『猫猫、李白殿を好みそうな方はいるかな？それなりに鍛えてるし若いし体力あるけど』

猫『それなら白鈴小姐(パイリンねぇさん)だな』

『李白殿の一夜の夢はこれくらいかな？』

猫『…え？これって』

『妓楼も商売こっちも武漢の管理も仕事だからこれで少しの夢は見れるかなって』

猫『多いぐらいだよ💦』

『残るなら猫猫への賄賂。猫猫の薬師の師匠にいつか会わせて貰えないかな？』

猫『そんなんでいいなら』

『じゃあ私先に玉葉様に伝えに行くから』