薬屋と忍びのひとりごと〖薬屋のひとりごと〗 (ページ10)

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高順『瑞月様麗華ですが…』

瑞月『晧月の娘とはいえ不安か？』

高順『晧月や麗華を疑いたくはないですが…』

瑞月『高順の心配も分かるが互いにまだ幼いと言われる年齢でも麗華は大人の嫌な面も見てきた中で異国に来て仕えると言ってくれた。俺はその言葉や心意気を信じたい』

高順『分かりました…』

帰る日になり

瑞月『麗華この1週間楽しかった。倭国での任務は大変だろうが身体に気をつけ…あと』

『瑞月が嫌というくらい文書くから!!』

瑞月『楽しみに待ってるからな』

それが8歳の時であの後も文のやり取りをし2年毎に私は瑞月と会っていた

だが瑞月が13歳、私が12歳の時帝が亡くなられ瑞月のお兄様が皇帝となりあの時言った賭けに勝ち官官となり

後宮内の官官での立場は上で動く事になった事とこちらに来るのなら手配するから私の周りが片付き次第連絡して欲しいと書いてあった

母様には事前に話し準備をしてたら1年が経過してしまったが
その間も瑞月とは連絡をし続け〖決して焦るな〗と心配してくれてやっと用意が出来たと文をだした後父が○月○日に倭国へ来ると知らせがきた

『母様…』

母『主様の元へ行くのね』

『うん…1週間後に迎えが来る』

母『分かったわ。麗華は〖御庭番衆〗の〖頭〗をも越す忍びになった。今後どんな事があっても振り向かず前を向き主様をお守りしなさい』

『分かりました』

それが母との最期の会話になるとは思わなかった