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瞬身で主の部屋に飛んだら完全素の状態
『んん!!ノックをせず入った無礼をお許しください…急いで戻ったので』
壬氏『ご苦労。高順から聞いたが麗華が言った茶会で様子見だな…あとノックしなかったのではなく部屋にマーキングしてるからか?』
『それもありますが近い距離なので瞬身の術で来ました』
壬氏『そうか……』
高順『素が出てきてますよ?』
壬氏『誰も居ないからよくないか』
高順『私と麗華がおります』
壬氏『2人はカウントしない』
高順『駄目です』
壬氏『何を言っても駄目か』
高順『長い付き合いですので』
壬氏『産まれた時から面倒を見られるのも疲れるな』
『……壬氏様…簪さしたままですよ』
壬氏『あぁいけねえすっかり忘れてた』
高順『髪に隠れていたので本当のご身分に気付く者はいないかと』
壬氏『麗華保管頼む』
『あまり雑に扱わないでくださいね。特別な方しか身につけられないのですから』
壬氏『分かってる』
高順『それでは失礼します』
『…ふう…壬氏様お茶飲まれますか?』
壬氏『飲む』
『洋甘菊茶という西國のまた西にあるものです。お疲れの時に良く効きます』
壬氏『じゃあ……飲みやすい味なんだな。香りも落ち着く』
『良かったです。壬氏様の所にくる書類の半分は私でも処理出来ますし主上様からも最初に壬氏様の仕事の手伝いも仰せつかってますから今度からいたしましょうか?』
壬氏『手が回らなくなったら頼む…今日は甘やかすんだなw』
『私も総隊長となり書類類には頭を悩ませてる1人ですからww…では私も…あとこれ羽織ってくださいね。失礼します』
壬氏(高順から麗華が来る前俺達は隠すのが上手いが無くしてからでは遅いこともあるのを忘れないでくださいといつもとは違う雰囲気だったが…麗華は俺のお抱え忍びだから無くすことなどない……ないはずだ)
壬氏『はぁ〜仕事するか』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月18日 15時