40 園遊会 ページ41
壬氏『そろそろ宮中行事である園遊会があるんだが』
『どうなさいましたか?』
壬氏『梨花妃の件で洗いざらい後宮内の者を調べたがネズミが居た形跡すらなかった…ただ今回4妃が揃うのもあり毒の混入を危惧しているが麗華は武官席にも居なければならないだろう?どうしたものかと』
『影分身の状態で変化した者を武官側に座らせて本体の私が動きます。瑞月様の代わりも出来ますが』
壬氏『頼めるか?!当日は顔を隠すから主上も話しかける事もないだろう…もし話しかけられてもその時は相槌をうてばいい。あと退室するタイミングも伝える』
『承知しました本体の私はどのようにすれば』
壬氏『玉葉妃から麗華を借りたいと申し出があったからそっちに行ってくれ』
『分かりました。外は寒いと思いますがカイロとかはどうされます?頼まれてますか?』
壬氏『薬屋に俺と高順のを頼んであるが倭国にもカイロがあるのか?』
『冬場はかなり寒いので小豆を使ったものです。でも猫猫ならきっと良いカイロだと思いますしかさばってしまったらいけないので』
壬氏『いや…先に頼んでしまったのもあり気が引けたのだが…良ければ俺の為に作ってくれないか?』
『喜んでお作りしますよ』
85人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月18日 15時