27 麗華16歳の頃 ページ28
壬氏『玉葉妃が懐妊されその間の毒味をお願いしたい』
『御意』
壬氏様の侍女だから受け入れられるか心配だったが
壬氏『かの者を呼んで参りました』
玉葉『待ってたわ先生側役の官女の麗華よね?おしろいの件もありがとう』
『いえ💦ご懐妊おめでとうございます。玉葉様が安心して生活出来るようお仕えさせてもらいます』
おしろいはやっぱり毒だったか…上級妃やその侍女は没収されたとしてもまだ隠し持ってるやつもいるだろうと思っていたら
壬氏『麗華…おしろいや毒味だが』
『上級妃やその侍女以外に持ってないか探るのと混入された場合犯人特定…後は後宮内の秩序の乱れがないかですよね?』
壬氏『宜しく頼む』
╴ ╴ ╴
玉葉妃の侍女頭である紅娘含筆頭に周りから毒味係だからか哀れみの視線を感じつつも堕胎を企ててたら妊娠初期〜最大5ヶ月目迄だ
料理が運ばれるまで最低3人〜4人の手が入るから混入させるのは容易
毒味役として座り菜を一つずつ小皿に盛り目の前に置いたが
『失礼ながら…いつもこのような陶器ですか?銀製の物が宜しいかと』
毒味の前に伝えると
『壬氏殿の言ったとおりね』と苦笑いの玉葉妃と侍女頭
主からのテストかと思いながら毒味をやっていたある日
『これ…毒です』
その一言で玉葉妃含め皆が慌てふためく中とりあえず中身を出す為厠へ行きスッキリし部屋に戻ると
壬氏『麗華!!毒が盛られていたのか?!』
『やや即効性のものでしたが胃の中は綺麗なので後は解毒剤を飲みます。玉葉様は粥か何かを』
玉葉『まず麗華が休みなさい!!』
皆で部屋に押し込まれ解毒剤を飲み込むまで見る主
『ちゃんと解毒剤飲みますからお仕事に…』
壬氏『分かってる。だが…即効性のものと聞いてな』
そんなやり取りをしていたらすぐ月日が経ちもうすぐで5ヶ月になる頃2度目の毒の混入
その時は唇に痺れが数日残ったから皆から心配された
とある日
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月18日 15時